JALのシステム復旧、安全上の問題は起きず…サイバー攻撃による顧客データ流出の被害もなし

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 日本航空は26日、大量データ送付によるサイバー攻撃を受け、社内外を接続するネットワーク機器に障害が発生したと発表した。空港での手荷物預かりや国土交通省への飛行計画の報告、スマートフォン用「JALアプリ」の通信などで同日朝から支障が生じたが、顧客データ流出などの被害はなかった。

日本航空の自動チェックイン機や自動手荷物預け機に並ぶ人たち(26日午前、羽田空港で)=武藤要撮影
日本航空の自動チェックイン機や自動手荷物預け機に並ぶ人たち(26日午前、羽田空港で)=武藤要撮影

 日航によると、障害は午前7時24分に確認され、約1時間半後に障害の起きたルーター(ネットワーク接続装置)を遮断した。代替手段に切り替えて業務を継続し、関係システムは午後2時過ぎまでに復旧した。

 この影響で、同4時現在、30分以上の遅れは国内線53便(最大1時間26分)・国際線11便(同4時間2分)が30分以上遅れ、国内線2便が欠航した。支障が出たシステムとは別系列の運航システムに影響はなく、安全上の問題は起きなかった。

 欠航が決まったのは26日の国内線2便。

 ▽羽田発出雲行き日航287便(予約数230人) ▽伊丹発羽田行き日航126便(予約数140人)

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