斎藤元彦知事「心ない誹謗中傷は県民の心を傷つける」…SNS対策条例の制定検討明らかに

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 兵庫県知事選で再選を果たした斎藤元彦知事は19日、県庁に登庁し、就任記者会見に臨んだ。選挙戦でのSNSの活用に触れ、 誹謗ひぼう 中傷を防ぐための条例の制定を検討する考えを明らかにした。

就任式を終え、県職員に拍手で送られる斎藤知事(19日、兵庫県庁で)
就任式を終え、県職員に拍手で送られる斎藤知事(19日、兵庫県庁で)

 17日投開票の知事選では、SNSを活用した選挙運動が有権者へのアピールに奏功したとされる一方、根拠が不確かな情報も飛び交ったことが指摘されている。

 就任記者会見で、斎藤氏は「心ない誹謗中傷は県民の心を傷つける。誰もがSNSを冷静に使っていくことが大事だ」と強調。失職前の1期目に誹謗中傷の拡散を防ぐための条例制定の検討を始めていたことを踏まえ、「引き続き検討や準備を進めたい」と述べた。

 SNSでの誹謗中傷防止策では、大阪府など複数の自治体が、被害者に代わって行政が削除要請したり、相談窓口を紹介したりする支援策を盛り込んだ条例を制定している。

 また、斎藤氏は、記者会見に先立つ就任式で「県政を支えていただくのは県職員の皆さん。私自身、皆さんとのコミュニケーションをもっと丁寧にしていきたい」などと語った。

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