怪談中の高校生の前に靴下姿で駆けてきた体操服の女の子「え、幽霊じゃないよね」…連携プレーで迷子を保護

スクラップ機能は読者会員限定です
(記事を保存)

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 「世の中が人に冷たくなった」――。そう叫ばれて久しい中、富山県内では今秋、高校生らが迷子を保護する事例が相次いだ。突然の出来事にも、見て見ぬふりをせずに声をかけた生徒らは、口々に「自分じゃなくても誰かが助けたはず」「富山っていい街ですね」と言ってはにかんだ。(吉武幸一郎)

浅野署長(左)から感謝の言葉をかけられた、右から早川さん、窪田さん、紅井さん(21日、富山県警射水署で)
浅野署長(左)から感謝の言葉をかけられた、右から早川さん、窪田さん、紅井さん(21日、富山県警射水署で)

 射水市内の路上で大雨の中、靴も履かずに迷子になっていた4歳の女児を保護したとして、射水署は県立大門高校3年の早川 流維るい さん(18)と窪田 花依かえ さん(18)、佐川急便小杉営業所の配達員紅井純平さん(26)に感謝状を贈った。

 今月7日午後6時50分頃、早川さんと窪田さんは学校での自習を終え、最寄りのあいの風とやま鉄道・越中大門駅に向け、暗い住宅街を歩いていた。

 「実はさ、学校のトイレで幽霊を見てね……」。話も盛り上がり、駅まで約200メートルに迫った頃、角から体操服を着た女の子が走ってきた。「え、幽霊じゃないよね」と驚きながらも、2人は「鬼ごっこでもしているのかな」と、女の子の後ろに目をやった。だが、保護者は来ない。

1

2

3

4

スクラップ機能は読者会員限定です
(記事を保存)

使い方
速報ニュースを読む
注目ニュースランキングをみる
記事に関する報告
5946098 0 社会 2024/10/28 15:00:00 2024/10/28 19:07:34 2024/10/28 19:07:34 /media/2024/10/20241027-OYT1I50041-T.jpg?type=thumbnail

主要ニュース

おすすめ特集

読売新聞購読申し込みバナー

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)