怪談中の高校生の前に靴下姿で駆けてきた体操服の女の子「え、幽霊じゃないよね」…連携プレーで迷子を保護
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「世の中が人に冷たくなった」――。そう叫ばれて久しい中、富山県内では今秋、高校生らが迷子を保護する事例が相次いだ。突然の出来事にも、見て見ぬふりをせずに声をかけた生徒らは、口々に「自分じゃなくても誰かが助けたはず」「富山っていい街ですね」と言ってはにかんだ。(吉武幸一郎)
射水市内の路上で大雨の中、靴も履かずに迷子になっていた4歳の女児を保護したとして、射水署は県立大門高校3年の早川
今月7日午後6時50分頃、早川さんと窪田さんは学校での自習を終え、最寄りのあいの風とやま鉄道・越中大門駅に向け、暗い住宅街を歩いていた。
「実はさ、学校のトイレで幽霊を見てね……」。話も盛り上がり、駅まで約200メートルに迫った頃、角から体操服を着た女の子が走ってきた。「え、幽霊じゃないよね」と驚きながらも、2人は「鬼ごっこでもしているのかな」と、女の子の後ろに目をやった。だが、保護者は来ない。