離島で2週間孤立の3人を自衛隊ヘリが救助、電気・水道・電話使えず「やっとヘリが来てくれた」

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 孤立が続いていた石川県輪島市の 舳倉(へぐら) 島の全住民3人が14日、自衛隊のヘリコプターで救助され、同市の市街地へ移送された。

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地震と津波で甚大な被害を受けた輪島市の舳倉島から、自衛隊ヘリで市街地へ運ばれた住民ら(14日、輪島市で)=関口寛人撮影
地震と津波で甚大な被害を受けた輪島市の舳倉島から、自衛隊ヘリで市街地へ運ばれた住民ら(14日、輪島市で)=関口寛人撮影

 住民らはこの日、自衛隊ヘリで市マリンタウン競技場に移動。ヘリから降り立つと 安堵あんど の表情を浮かべた。漁業の男性(57)は「食べ物が少なくなってきていた。やっとヘリが来てくれた」と頬を緩めた。市によると、市街地と島を結ぶ定期船は海底の隆起などで欠航。再開見通しは立たない。

 男性の自宅は津波で床上浸水したという。妻(56)と高台に避難し、2週間を車の中や診療所などで過ごした。電気や水道、電話が利用できず、非常食を食べてしのいだ。

 男性は島と市街地のそれぞれに自宅があるといい、「市内に住む娘の顔や、自宅の状態を早く見たい」と心配そうに話した。

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