宝塚歌劇団、全団員400人に聞き取り調査…過度な業務など組織的な問題点探る

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 宝塚歌劇団の そら 組に所属する女性(25)が死亡した問題で、過度な業務負担などを強いた組織的な問題点を探るため、歌劇団が全劇団員約400人を対象に聞き取り調査に乗り出したことが、関係者への取材でわかった。歌劇団側が年内にも外部の専門家を含めた第三者委員会を設置。調査結果を踏まえ、再発防止策を公表する。

宝塚大劇場
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 女性の死亡を受け、歌劇団は14日に外部の弁護士による調査報告書を公表した。報告書は長時間の活動などが重なったとして「強い心理的負荷がかかっていた可能性が否定できない」と指摘。 木場健之こばけんし 理事長らは、安全配慮義務を果たしていなかった責任を認めて謝罪した一方、上級生によるいじめやパワーハラスメントは確認できなかったとした。

記者会見で頭を下げる宝塚歌劇団の木場健之理事長(手前)ら(14日午後、兵庫県宝塚市で)=吉野拓也撮影
記者会見で頭を下げる宝塚歌劇団の木場健之理事長(手前)ら(14日午後、兵庫県宝塚市で)=吉野拓也撮影

 遺族側は「縦の関係を過度に重視する風潮をそのまま容認し、上級生のパワハラ行為を認定しないのは、一時代前の価値観に基づく思考と言わざるを得ない」と批判し、再調査を求めていた。

 今回の聞き取り調査は、女性が亡くなった経緯や原因を対象とした前回の調査とは異なり、過度な業務負担や行き過ぎた指導につながる組織風土の改善を図る。

 歌劇団は宙組以外に花、月、雪、星の4組のメンバーにも対象を広げて聞き取りを進める方針で、結果について外部の弁護士らが検証した上で、再発防止策を示す。

 女性は9月30日朝、自宅マンションの敷地内で死亡しているのが見つかった。兵庫県警は自殺の可能性が高いとみている。遺族側は歌劇団側に謝罪や補償を求めている。

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