苦情電話に応対中の店長、ATM操作する女性をカメラで確認…店の目そらす詐欺手口見破る

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 高齢の女性客が特殊詐欺の被害に遭うのを防いだとして、兵庫県警伊丹署はコンビニエンスストア「ファミリーマート伊丹稲野店」の男性店長(43)に感謝状を贈った。巧妙に連携して店側の目をそらそうとする手口を、見破ったという。

兵庫県警本部
兵庫県警本部

 発表などでは、お手柄は7月16日。店長は店の事務所で苦情の電話に応対していた。相手の男は以前も同様の電話をしたと説明するものの、身に覚えのない店長が不審に思いつつ防犯カメラの映像に目をやると、女性が映っていた。

 女性は携帯電話で通話しながら店内のATM(現金自動預け払い機)を操作しており、店長は振り込みの指示を受けていると直感。事務所への電話は、注意をそらそうという詐欺グループの仲間からだと見抜き、女性に操作を中止させた。

 この機転に救われ、女性は危うく被害を免れたが、ファミリーマート塚口営業所によると、伊丹や西宮、尼崎各市で3年ほど前から似た手口での詐欺が起きているという。伊丹署の野口岳志署長は「もしかしてと考え、声を掛けてくれてありがたい」と店長に感謝した。

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