慌てた様子の男性、セブンへ「PCがウイルス感染」…女性店員「警察に相談を」
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ニセ電話詐欺被害を未然に防いだとして、佐賀県警鳥栖署は、鳥栖市のコンビニ店「セブン―イレブン」従業員の女性2人に感謝状を贈った。
同署などによると、2人は3月17日、慌てた様子で来店した男性客(50歳代)が「パソコンがウイルスに感染した」などと言って3万5000円分の電子ギフト券を購入しようとしたため、詐欺を疑って警察に相談するよう勧めた。その後、本人が110番した。
4月26日に同署で開かれた贈呈式で、樋口勝馬署長から感謝状を受け取った2人は「被害を防ぐことができて良かった」「今後も店員同士で連携していきたい」と話した。
同署によると、県内では今年1~3月に3件のニセ電話詐欺被害が確認されている。件数は前年同期に比べ9件減だが、被害総額は約290万円増の約1470万円となっている。