聖マリ大、不適切入試の可能性が高いが…21億円助成金は減額なし
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日本私立学校振興・共済事業団は18日、医学部の不正入試問題を巡り、大学側が不正を否定している聖マリアンナ医科大(神奈川)に21億800万円の私学助成金を交付したことを明らかにした。
不正入試問題では、文部科学省の調査で「不適切」とされた私立8大学については、私学助成金は減額や不交付とされた。聖マリアンナ医科大は文科省の調査で「不適切入試の可能性が高い」とされ、第三者委員会では不正が認められた。
一方、大学側は不正を否定し、文科省はさらなる説明を求めているが、大学側が「不適切」と認めなければ助成金の減額措置などは取られない見通しだ。
全国の大学への2019年度の私学助成金は、総額で2989億9000万円。最も多いのは早稲田大の97億8700万円だった。