「オフピーク定期券」値下げへ、JR東が割引率15%に拡大…「周知不足」で利用伸び悩み

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 JR東日本は5日、平日朝の混雑時間帯を避けて通勤すると定期代が安くなる「オフピーク定期券」について、10月から割引率を現行の約10%から約15%に拡大すると発表した。昨年3月の導入から1年たつものの、利用が伸び悩むため、テコ入れを図る。

JR東日本
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 同日、国土交通省に運賃改定の届け出を行った。

 オフピーク定期券は、駅ごとに設定した混雑時間帯(90分)は定期として利用できないが、通常の通勤定期券より割安になる。時差出勤を普及させて主要路線の混雑を緩和する狙いがあり、JR東は導入後1年で通勤定期券の17%がオフピークに切り替わると想定していた。だが、「周知不足」(JR東)などから、実際に切り替えたのは今年1月末時点で8・3%(約20万人)にとどまっていた。

 割引率の拡大で、新宿―横浜間の6か月定期の場合、通常より1万3220円安くなる。従業員に交通費を支給する企業にとっては、経費の削減が期待できる。

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