ガザ情勢めぐるヘイトスピーチ、旧ツイッターで98%が削除されず放置…国際NPO調査
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国際NPO「反デジタルヘイトセンター」は14日、イスラエルとイスラム主義組織ハマスの衝突を巡り、ヘイトスピーチ(憎悪表現)に関連するX(旧ツイッター)の200件の投稿のうち98%が削除されず放置されていたとの調査結果を公表した。
同NPOは、戦闘が始まった10月7日以降に投稿された反ユダヤなど200件のヘイトスピーチを調査。適切に対処するよう10月末にX側に求めたが、11月7日になっても196件が未対応のままだったという。同NPOは「Xではヘイトスピーチを自由に投稿できるようだ」と批判した。
一方、Xは14日、これまでにハマスを含む3000超のアカウントを削除したと発表。ヘイトスピーチを含む32万件超の投稿についても適切な対応を取ったと強調した。
Xでは偽情報を含む不適切な投稿が拡散しているとして、欧州委員会も調査を始めている。(ニューヨーク支局 小林泰裕)