温泉ブログ 山と温泉のきろく

山好き女子の温泉と食と山旅の記録です。

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【朝夕部屋食】一人旅初心者におすすめできる極上湯の温泉宿まとめ【休前日も一人泊OK】

土曜日も1人で泊まれて、個室で気兼ねなくご飯食べれてかつ、お湯も良い宿を探せ

1人旅をするようになって、10年以上経ちます。
いつからか、大広間やダイニングでの食事も、バイキングもまったく平気になりましたが、10年前は「できれば部屋食もしくは個室食事処で夕食も朝食も食べられる宿に泊まりたい」と思っていました。

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もともと、外食であれば大抵のお店に1人で入ることができたはずの私でも「宿の大広間で一人ごはん」には抵抗があったのですから、一人旅を始めて間もない、あるいはこれから始めようとしている方にとって、温泉宿での夕食がハードルになることは多いのではないでしょうか。

また、私は土日休みの会社員。泊まるのも圧倒的に土曜日が多いのですが、10年前は今よりもずっと、1人で泊まれる宿が少なくて宿探しに難儀しました。

そんなわけで今回は、これまで私が実際に一人で泊まった宿の中から

・夕食、朝食共にお部屋でいただける

・休前日も一人で泊まれる

・私感で「いいお湯だ」と素直に思えた

宿をピックアップして、宿泊料金別にご紹介したいと思います。

3/31:山形県白布温泉の中屋別館不動閣を追加しました。

宿泊料金は「安ければ安いほど良い」わけではないと思う

この記事では、10年以上、主に一人で温泉宿に泊まることを趣味としてきた私が、「温泉宿での一人泊」が初めての方にもおすすめできる宿を「1万円以下で泊まれる」「1万円台で泊まれる」「2万円台で泊まれる」宿の3つの価格帯に分けてご紹介します。

「一人旅初心者におすすめ」という観点で宿をピックアップするのは今回が初めてですが、このブログではこれまでも何度か「おすすめ温泉宿まとめ」的な記事を掲載しています。たとえば、この記事のような。

「おすすめ宿」を紹介する記事を書くと「値段の高い宿ばかりじゃないか」と言われてしまうことがたまにあります。実際にはリーズナブルな宿も取り混ぜて紹介していることがほとんどなのですが、たとえば「食事が良かった宿ランキング」などを掲載して、上位にお高めの宿が並んでしまったりすると、そういう印象を持たれてしまうようです。
自分で気になってしまって「コスパ重視」のランキングを別に作ったりもしました。。。

旅館の宿泊料金に対する価値観って人によって大きく異なるので「安ければ安いほど良い」ってわけでもないんだよなあ、と思ったりします。頻繁に旅行している旅慣れた人であれば、温泉民宿のような「安くていい宿」が居心地いいと感じることも多いでしょうが、普段あまり旅行しない人がたまに奮発して出かけるなら、ある程度高級感ある宿のほうが、旅気分が盛り上がることも多いのではないかなと。

私自身は、特に「鄙びた安宿愛好家」でも「高級旅館愛好家」でもなく、こだわりなくいろんな宿に泊まるタイプです。なので今回は多くの人の役に立つ記事になるよう、お値段別に分けて紹介することにした次第です。

ちなみに、宿泊料金は「休前日の2食付きの基本プランの料金」を基準にして紹介しています。安いお宿でも食事をグレードアップしたりすれば料金はアップしますので、比較しやすいようにそうしました。

2食付き1万円以下で1人泊できる宿5軒

食堂に宿泊者を集めて食事を提供するのと比べて、部屋食というのはそれだけで手間とコストがかかるものですよね。
休前日にもかかわらず、2食付き1万円以下で泊まれるコスパ最高な4宿がこちら!

岩手県 花巻・台温泉 吉野屋旅館:6500円

これまで宿泊した宿の中で、最も宿泊費が安かったのが岩手県台温泉の吉野屋旅館です。
1泊2食付きで6500円なんですが、この料金設定はなんと、平日でも休前日でも、1人で泊まっても2人で泊まっても同じ!なのです。なんて良心的なんでしょう。。。

詳しくは、宿泊記録も書いていますのでご参照ください。

Wi-Fi完備、夕食には松茸土瓶蒸しが出る

さて、吉野屋旅館さんの素晴らしいところは、なんと言ってもお湯の良さ、そして食事のボリュームとおいしさです。

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お部屋はまあ、普通の和室です。箱ティッシュとバスタオルが室内になかったので必要な人は持参したほうが良いでしょう。宿の人に聞けば出してもらえる可能性もありますが。
普通の和室ですがちゃんとテレビも見れるし、なんと言ってもしっかりつながるWi-Fiがある!これは非常にありがたかったです。ティッシュやタオルは、ないことがわかっていれば予め用意することもできますけど、Wi-Fiはそうはいかないですからね。。。

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浴室は男女別の内湯のみ。歴史を感じさせる小浴室です。
台温泉のヌルヌル感のある熱いお湯がかけ流されています。浴室は新しくはありませんが、シャワーやカランは新しいものできちんと使えましたし、洗面所ではドライヤーも使えました。全4室のお宿なので混み合うこともありません。

そしてこの宿の最大の特徴はなんと言っても食事です。

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夕食も朝食も、時間になるとお部屋に御膳を運んでいただけます。
6500円でこんなに!?というほどたっぷり!しかも味もおいしく、どれも熱燗に合う。。。

しかも夕食は↑これだけじゃないのです。 
なんと、6500円のプランには松茸の土瓶蒸しがつきます!

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1年中、いつ泊まってもつきます!
そして……2食付き6500円のプランが基本ではありますが、さらに安い「お食事ライトプラン」で泊まることもできるのです。ライトプランはやはり2食付き、朝夕部屋食で5500円。 

ビジネスホテルに泊まるよりも安く、2食付きで泊まれてご飯はおいしいしお湯もすばらしい!最高以外の何物でもないです。
ただ一つ、家族経営の小規模旅館ではありがちですが、共用部分がやや雑然としているのはちょっと気になりましたが、それをそこまで気にしない方であれば、宿の方の対応も良いですし、自信を持っておすすめできる宿です。

肘折温泉 若松屋村井六助: 7884円

山形県の中でもかなりの豪雪地帯である肘折温泉に、2018年の夏に初めて行ってきたのですが、その際宿泊したお宿が「お湯よし」「食事おいしい」「朝夕部屋食」のすばらしい宿でしたので、追記したいと思います。

肘折温泉までのアクセスなども含め、詳しくはこちらの記事に書いています。

1泊2食付きの基本プランは税込7884円。
1人で泊まっても2人で泊まっても、1人あたりのお値段は変わりません。つまり1人泊ゆえの料金アップは無し!おまけに休前日も平日も、いつ泊まっても同じ値段です。

自家源泉の貸切風呂がすばらしく、肘折名物の朝市も楽しい

湯治宿が建ち並ぶ肘折温泉ですが、若松屋村井六助さんは鉄筋コンクリート造りの建物で、エレベーターも完備していますので、階段の上り下りを避けたい人にもお勧めできる宿です。

浴室は、男女別の内湯と、空いていれば貸切で利用できる貸切風呂があります。

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内湯は24時間入浴可能で、熱めの適温。

貸切風呂は内湯とは異なる自家源泉を使用しており、ややぬるめでほんのりと鉄の香りのする良いお湯です。

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週末に宿泊しても、そこまで混み合うこともなくてホッとしました。

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食事は夕食・朝食共にお部屋に御膳を運んでいただきます。

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お刺身もお肉も野菜も「この値段でいいの?」と驚くおいしさでした。

また、4月中旬から11月下旬までは、宿の目の前の通りで朝市が開催されます。

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山菜や野菜のほかに、笹巻きやしそ巻き、おこわやおかず、とち餅などさまざまなものが売られていますので、朝食前に立ち寄って気に入ったものを購入し、朝食を豪華にするのも楽しいです。

宿の方の対応も優しく、とてもいいお宿だったと思います。自信を持っておすすめできる宿が、また一つ増えました。

栃木県 三斗小屋温泉 大黒屋:9500円

今回ご紹介する宿の中では、こちらの宿だけかなり趣が異なります。

那須岳中腹にある三斗小屋温泉は、一番近い登山口からでも最低2時間は歩かないとたどり着けない、山の温泉宿です。
歩いてしかたどり着けない温泉付きの山小屋は、たとえば本沢温泉などこの他にもいくつも知っていますが、大黒屋さんがそれらの温泉付き山小屋と異なるのは「完全予約制で必ず個室に泊まれる」ことと「部屋まで食事を運んでくれる」ことなのです。

詳しくはこちらの宿泊記にも書いています。

1泊2食付き、何名で泊まっても9500円です。

旅館なのか山小屋なのか?完全予約制&個室制の山の温泉宿

最近は「予約必須」の山小屋も増えましたが、予約はキャパオーバーを防ぐためであって、個室を割り当てるためではありません。でも、三斗小屋温泉の大黒屋さんはちがいます。

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当日案内されたお部屋は6畳の個室、こたつ付き。
そしてこたつの上にはお茶セットとお湯の入ったポットが!
布団は自分で敷きますが、シーツも枕カバーもパリッと糊付けされており(ただこれは、このシーズンの営業開始直後だったからかもしれません)おまけに浴衣も置いてあります。山小屋とは一線を画す待遇です。。。

浴室は内湯のみで、岩風呂とヒノキ風呂があります。1時間毎に男女の浴室が交代になる仕組み。 

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浴室は内湯のみで、男女の浴室が1時間交代

1時間交代は慌ただしいかなと思いましたが、この日は空いていたこともあり、のんびりと楽しめました。

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朝食も夕食も部屋に御膳を運んでいただける

食事は、量は少なめながらも味は良いです。
「歩いてしか行けない宿」の中では、天気さえ良ければ比較的楽に行けるところだと思いますし、登山の心得のある方にはぜひ、チャレンジしていただきたい宿です。

山形県 肘折温泉 旅館勇蔵:9600円

2018年の7月に初めて肘折温泉をおとずれ、先にご紹介した若松屋村井六助さんに宿泊したのですが、あまりにも楽しかったので2ヶ月後、早くも再訪してしまいました。

その際に宿泊したのが旅館勇蔵さんです。

旅館勇蔵さんも、年末年始などの特定日を除いては休前日の料金アップなどはなく、2食付き9600円(12月以降は9900円でしたが、おそらく暖房費でしょうか)でいつでも1人泊可能な宿です。

私が泊まったのも9月の3連休の初日でしたが、平日と同じ料金で泊まれました。

地元で採れた山菜や茸がこれでもかと食卓に並び、しかもすばらしくおいしい!

旅館勇蔵さんで感動したのは、なんと言っても食事です!

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食事は個室食事処もしくはお部屋でいただきますが、9月の宿泊にもかかわらず、夕食には赤こごみ、うど、あけびの芽が食膳に並び……。

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鍋はたっぷりのきのこ鍋!熱燗が止まりません。

朝食は朝食で山菜づくし。
こごみ、ウド、わらび、ミズ。

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そして、ご飯はお櫃にいっぱいの舞茸ご飯です!

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コーンの甘みがアクセントになっていて、いくらでも食べれそうなお味でした。

浴室も、男女別の内湯のほかにこぢんまりとした貸切風呂もあり、どちらも滞在中深夜でも入れます。

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生の山菜はなかなか手に入らない季節だというのに、これほど山菜づくしの食事が食べれてしかもおいしい!
お湯も肘折温泉の共同源泉がかけ流されており間違いない良いお湯ですし、お部屋もWi-Fi完備かつ冷暖房完備、真夏でも快適に過ごせます。

次は山菜の季節真っ盛りなときにぜひ行ってみたいし、いつか連泊してのんびりしたい宿です。

山形県 赤倉温泉 旅館いづみ荘:9720円

先ほどご紹介した「ほてる千家」も新潟県の「赤倉温泉」の宿でしたが、こちらは山形県の「赤倉温泉」の宿です。

いづみ荘さんも、これまで紹介した3つの宿と同様に、休前日の料金アップがなく、いつ泊まっても均一料金の、良心的なお宿です。なぜ、お値段安めの宿のほうが料金均一のところが多いのかは不思議ですね。

食事のプランによって料金プランが分かれており「満足コース★貸切風呂30分無料サービス付き」のプランが税込9720円でした。こちらのプランは朝夕部屋食指定となっています。
食事少なめのお手軽プラン(浴衣・タオルなどのアメニティは別料金。部屋食の確約は無いので食事処の可能性あり)だと2食付き6156円で泊まれます。こちらのプランでも、もちろん1人泊が可能です。

お湯はすばらしく、食事はたっぷり、家庭的なサービスもちょうど居心地良い

お部屋は、1人泊でも8畳の広い和室。

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宿泊したのは冬でしたが、室内は十分に暖かく、トイレと洗面は共同なものの、室内に空の冷蔵庫もあって何も不自由はありませんでした。

赤倉温泉のお湯は、さっぱりとした熱めのお湯。

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湯口にはかなり大量の結晶がこびりついており、湯力の強さを感じさせました。

食事はお部屋でいただくことになっていたのですが、宿泊した日は隣の部屋が空室だったので、隣の部屋に用意していただきました。 

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部屋食だと、料理を並べてもらったり片付けてもらう間が手持ち無沙汰だったりしますが、隣の部屋に用意してもらえるならその心配もありません。

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食事の量も本当にたっぷり!
私が泊まった際は「満足コース」にさらにしゃぶしゃぶが付いているプランを選択しました。お肉食べたかったので。。。

しゃぶしゃぶのお肉もサシがきれいに入っていて上質でしたし、魚も海老も蟹もおいしかったです! 

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ちなみにいづみ荘さんの料理には、常に何種類かの「海老料理」が並びますので、甲殻類アレルギーがある方だけは、最初に申告しておくなど気をつけたほうが良いかもしれませんね。私は海老好きなので再訪したい度満点の宿でした!

2食付き1万円台で1人泊できる宿11軒

私が最も泊まることの多い価格帯が、2食付きで1万円台の宿です。
休前日の1人泊だと、多少、料金がアップしてしまうのは仕方ないとは思うのですが、2万円を超えてしまうと「ちょっと高いな……」と感じて、別の候補を探すことが多いです。そんなわけで1万円台の宿は11軒のご紹介です!

長野県 下諏訪温泉 旅館おくむら:10800円

長野県の下諏訪温泉は、大きな温泉ホテルの多いお隣の上諏訪温泉と比べると比較的小規模な宿が立ち並ぶ、静かな温泉地です。

そんな下諏訪温泉にある旅館おくむらも、やはり全8室の小さな旅館ですが、1年中いつでも1人泊のプランが設定されており、1人泊ゆえの料金アップもほぼない、良心的なお宿です。以前2度宿泊しているのですが、ものすごくくつろげるお宿でした。
宿泊記録はこちらです↓
中央線の下諏訪駅から徒歩7分と交通の便も良いし、家庭的なサービスでありつつも押さえるところはしっかり押さえたお宿ですので、初めての一人旅で宿泊するには、特に良さそうに思います。

馬肉のすき焼きが名物!実家以上に落ち着ける

旅館おくむらのお部屋は、一部屋一部屋タイプが異なるのですが、私が泊まったお部屋はこたつのある和室とベッドルームがくっついているタイプです。

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Wi-Fiも完備なので、こたつでネットをしながら永遠にダラダラしていられます。
ベッドルームには電気毛布が入っており、こちらもぬくぬくで寝られました。

廊下に漫画の書棚があり、長編漫画の名作がいろいろと揃っていました。

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連泊しても退屈しなそうなので、私もいつか連泊して泊まってみたいです。

お風呂は、男女別の内湯のみとシンプルですが、お湯は下諏訪温泉の源泉かけ流し。 

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ぴりっと熱い、とてもいいお湯です。

そして、旅館おくむらの最大の特徴は夕食です! 朝夕部屋食なので、冬はこたつでいただけます。至福。。。

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馬肉のすき焼きが名物なのですが「これで1人分なの?」と目を疑うほどの本当にすごいボリュームなのです。
私は、けっこうよく食べるほうですが、すき焼きの〆のうどんをいただいた後に「ご飯もありますよ」と言われましたがさすがに無理でした・笑

甘めの味付けで、辛口の日本酒にもよく合いましたね。1万円+税で宿泊できてこの料理とサービスは本当にすばらしいなと思います。

栃木県 日光湯元温泉 紫雲荘:11340円

奥日光湯元温泉の紫雲荘は、JRと東武鉄道の日光駅から出ている湯元温泉行きのバスの終点から徒歩3分ほどのところにある、全7室の小規模旅館です。

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実は私自身が、初めて一人で温泉宿に泊まったのがここ、紫雲荘です。
当時から口コミの評判が良く、休前日でも1人で泊まれるプランがあったので選んだのですが、期待以上に素敵な宿だったので、その後季節を変えて何度も宿泊しています。

宿泊記録はこちらです。

初めてここに泊まったときは、まだ「温泉宿で一人泊をこれから趣味にしよう!」なんて思っていたわけではありませんでした。
ある意味、この宿に泊まったのが楽しかったから、その後さまざまな宿に泊まるようになったのかもしれないですね。

10年前初めて一人で泊まった、お湯よし食事よしの今も大好きな温泉宿

日光湯元温泉の周辺には、湯滝や戦場ヶ原など、少し歩くだけで美しい景色が楽しめるところがいくつもあります。

紫雲荘に初めて泊まったときは、まだ登山を趣味にしていたわけではありませんでしたが、スニーカーでも歩けるところがほとんどですので、宿泊の前後に散策してみるのも良いと思います。

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私自身「自然の中を歩くのって楽しいなあ」という気持ちを、大人になってから思い出させてくれたのが奥日光の自然のように思うんですよね。なので、登山をするようになった今でもときどき立ち寄って、散歩を楽しんでいます。

また、紫雲荘のすぐ裏には、日光湯元温泉の源泉地があり、気軽に見学できます。 

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源泉のすぐそばにあるお宿ですから、お湯は新鮮そのものです。
泉質は、ほぼ中性の硫黄泉。 

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白濁するほど濃厚な硫黄泉は、たとえば草津や蔵王温泉などがそうですが、強酸性のところが多いです。それで「硫黄泉に入るとピリピリする」と思っている方も多いのですが、日光湯元温泉の硫黄泉は、ほぼ中性の肌に優しいお湯です。

青みがかった新鮮な硫黄泉は、いつまでも入っていられるすばらしいお湯だと思います。

紫雲荘は手作りの食事もかなりのおいしさです! 朝夕部屋食で、お部屋に運んでいただけます。

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湯波や川魚、山菜やきのこなど、山の恵みがたっぷりの食事は、優しい味付けで胃にももたれません。

岩手県 つなぎ温泉 ホテル三春:11180円

岩手県盛岡市にあるつなぎ温泉は、盛岡駅からバスで20分少々のところにあり、交通の便も良く、硫黄の香るお湯も良い温泉地です。なんと、珍しいアルカリ性の硫黄泉なんですよね。

私は、盛岡が好きなのでつなぎ温泉にも何度もおとずれているのですが、ホテル三春には一人旅を始めて間もないころに3度ほど泊まっています。かなり前のことなのでブログには書いていないのですが……。

つなぎ温泉の奥のほうに位置し、外観はホテルですが、朝食も夕食もお部屋に運んでいただける宿です。

湯使いに絶対の自信を持つ長期滞在型の宿

ホテル三春は、ビジネス利用や観光利用も受け付けていますが、一番の主軸としているのは「長期滞在」つまり湯治としての利用だそうです。
とは言え1泊から宿泊できますし、じゃらんや楽天トラベルからの予約も可能ですので、普通に使い勝手の良い温泉宿と考えて間違いないと思います。

お部屋は1人泊でも、10畳の広いお部屋に泊まります。

ホテル三春は高台の上にあるので、部屋の窓からは御所湖の眺めが美しいです。晴れていれば岩手山も見えますね。

以前、夏に泊まったときにやけに御所湖の周辺が騒がしいなあと思ったら、花火大会が開催される日だった!ということがありました。花火大会だからと言って特に料金アップなどはなく、部屋の窓から花火が眺められて最高でしたねー。

浴室は男女別の内湯のみですが、お湯は本当にすばらしいです。
硫黄泉ですが、珍しいアルカリ性の硫黄泉で、飲泉も可能です。つなぎ温泉では、他のお宿にもいくつか泊まったことがあるのですが、お湯の良さではホテル三春が一番だっったなと今でも思います。

源泉の管理の良さと、投入量と浴室の規模がちょうど良いのでしょうね。

食事は、元々が湯治がメインの宿ですのでそこまで期待できるものではありません。食事を楽しみたいなら朝食のみのプランにして、盛岡駅周辺で早めに夕食を取ってからチェックイン、というのもありだと思います。
でも、お湯がすばらしいので早めにチェックインしてお風呂三昧したくなる宿だと個人的には思います。とにかくいいお湯につかりたい!方には特におすすめできる宿です。

宮城県 鳴子温泉旅館すがわら:12000円

鳴子温泉の旅館すがわらは、自家源泉のお湯がすばらしく、サービスも良く、しかも食事がおいしいという3拍子揃った人気の宿です。人気の宿なのに休前日の1人泊のプランがあり、本当にありがたい限りです。。。

私もこれまでに2度泊まっており、宿泊記録も書いています。

食事もおいしく、すがわらブルーの異名を持つ極上湯で人気の宿

宿の建物は古めですが、お部屋はきれいにリフォームされていました。

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また、館内はWi-Fi完備でありがたいです!電波も良好で十分使えました。

旅館すがわらのお湯は、時によって青みがかって見えることがあり「すがわらブルー」などと呼ばれているようです。 

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色だけでなく、泉質もすばらしく……浴室は男女別の大浴場(時間帯で入れ替えあり)と、貸切風呂が4つです。

貸切風呂は半露天のタイプもあり、24時間空いていればいつでも入れます。 

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深夜や早朝なら空いていることも多いので、1泊でもがんばれば全部の浴室に入れると思います。できることなら連泊して楽しみたくなってしまうところですが。

そして、旅館すがわらのすばらしいところは食事のおいしさ! 朝夕共にお部屋に運んでいただけます。

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土曜日の1人泊で12000円で、こんなにいただいて良いのでしょうか?と思ってしまう食事のボリューム。味も良いです。

個人的にはこのとき、あん肝がおいしくて気に入りました。日本酒がすすみますね。 

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鳴子温泉には1人泊可能な小規模旅館がたくさんあるのですが、湯治宿が多く、浴室にシャワーがなくてびっくり!みたいなこともあるといえばあります。そんな中で旅館すがわらさんは、1人泊初心者にも自信を持っておすすめできる宿だと思います。

山形県 小野川温泉 うめや旅館:14000円

小野川温泉は、山形県米沢市の奥座敷と称される温泉地で、米沢駅から直通バスで25分ほどと交通の便も良い温泉地です。

うめや旅館さんは小野川温泉の中でも「お湯と食事にこだわり」を持つ全10室の宿です。私はこれまでに2回宿泊しています。

ちなみに、女将さんは登山をされる方らしく、山小屋Tシャツ(たしか泊まったときは中央アルプスの宝剣山荘のやつ)を着て接客されていて、なんだか親近感が……笑。

濃厚な源泉と米沢牛を気軽に楽しめる

1人泊のプランで宿泊するお部屋は6畳の和室ですが、内装はきれいにリフォームされており、居心地が良いお部屋でした。

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浴室は男女別の内湯と、空いていればいつでも貸切で入れる貸切風呂です。いずれの浴室も24時間入浴可能です。

小野川温泉には「泉温が高くて濃厚な4号源泉」と「泉温低めの新しい源泉」があり、多くの宿では4号源泉に新しい源泉を足すか、あるいは加水して提供しているそうなのですが、うめや旅館さんでは「濃厚な4号源泉を薄めることなく熱交換によって温度調節」し、適温で提供しているとのこと。

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たしかに、化粧水のようにとろみのある源泉で、ちょっと感動しました。

食事は、米沢の名物を取りそろえたコース料理で、個室食事処でいただきます。客室と同じ作りの個室食事処なので、テレビも見れるし快適です。

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鯉の甘煮などの山形の郷土料理や、テレビで話題になった「小野川豆もやし」を使った料理など、米沢の魅力の詰まった料理が並びます。

もちろん、米沢牛も!
料金アップなしの通常コースにも米沢牛のすき焼きがついています。

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また冬には、米沢の新しい名物料理だという、米沢牛のすね肉と牛蒡などを煮込んだ「とろべこ汁」なる汁ものをいただけて、これも大変おいしかったです。

岩手県 鉛温泉 藤三旅館:14040円

岩手県花巻市の鉛温泉は、在来線の花巻駅からバスで30分、新幹線の新花巻駅からは無料の送迎バスも出ている、比較的交通の便の良い温泉地です。
そして温泉地、と言っても「鉛温泉」の宿はこの藤三旅館一軒だけです。

一人旅を始めたころからこの宿が大好きで、これまでに10回以上泊まっています。。。
以前、私がよく泊まっていた頃は全プラン部屋食での提供だったのですが、数年前に食事処ができて、部屋食はオプションのような扱いになってしまいました。
ただ「部屋食プラン」を選ぶか、部屋食のオプションを付ければ必ず部屋食にできるということで、紹介させていただきたいと思います。

立って入る「白猿の湯」で有名で、食事もサービスも良い

藤三旅館に初めて泊まってから10年ぐらい経つのですが、設備投資を怠らない宿だなという印象が強いです。お部屋も、古かったお部屋もリフォームされてどんどんきれいになっています。

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このお部屋は、旅館部の中では最もリーズナブルに泊まれる木造建築の「本館」と呼ばれる棟の7畳間ですが、室内は古さはまったく感じられません。この写真には写っていませんがテレビも大きいです。

ちなみに、お部屋は「トイレ洗面無し木造の本館」「トイレ無し洗面有り鉄筋」「トイレ洗面有りの鉄筋」の3種類があり、宿泊料金は2000円ぐらいずつアップします。
料金はアップしますが、1人泊でも一番グレードの高い部屋の選択肢があるのは、私は良いことだと思っています。

浴室は、男女別の大浴場(露天付き)と、大浴室と貸切風呂にもなる小浴室。

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紅葉の時期は露天風呂から紅葉が眺められます。源泉も自家源泉が何本もあるそうですが、どれもほのかに硫黄の香りのする良いお湯です。「硫黄泉は苦手」な人でも、おそらく大丈夫だろうほのかな硫黄臭。

そして混浴の、足元湧出の浴室「白猿の湯」です。この宿の名物とも言える雰囲気のある浴室ですね。

混浴ではありますが、1日に3時間の「女性専用時間」が設けられていますので、宿泊すればほぼ確実に、白猿の湯にも入れると思います。

鉛温泉は、食事もとてもおいしい宿です。 

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しゃぶしゃぶに、ごまだれとポン酢が両方ついて来るところが、私はすばらしいなと思っています。

また、朝食も品数豊富で、特に陶板焼きのハムエッグは人気が高いです。 

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ちなみに、今回ご紹介したのは藤三旅館の中でも「旅館部」と呼ばれたりするほう、新しめで、いわゆる「温泉宿」としてのサービスを提供している宿です。
藤三旅館には「湯治部」もあり、そちらであればもっとリーズナブルに宿泊して、温泉を楽しむことができるのですが、お風呂は共通なものの食事の量や質、そしてお部屋の雰囲気もまったく異なります。

私は湯治部のご飯だと足りなそう……と思い、いつも旅館部に宿泊しているため、旅館部のほうをご紹介しましたが、湯治部でも土曜日の1人泊は可能、かつ1万円以下で宿泊できます。じゃらんや楽天トラベルで調べると、プラン名に「湯治部」と書かれているのがそれですので、興味のある方は調べてみるのも良いかもしれません。

山形県 新高湯温泉 吾妻屋旅館:15120円

新高湯温泉は、山形県米沢市の西吾妻山の麓にある温泉で、標高1126メートルの高所に「吾妻屋旅館」という旅館が一軒だけあります。
日本秘湯を守る会の会員宿でもあり、立地的にも「秘湯」と呼んで間違いない宿ではありますが、すぐ近くに「天元台ロープウェイ」があり、夏は登山や観光客、冬はスキー客で賑わう土地のため通年で営業しています。

私も以前、西吾妻山登山の前泊でお世話になりました。

米沢牛ステーキが名物の吾妻山登山口の宿

1人泊で宿泊可能なお部屋は6畳の和室です。お布団は部屋の隅にまとめて置いてあり、好きなタイミングで自分で敷く仕組み。 
秘湯の宿ですが普通に室内でテレビも見れます。携帯の電波は、主要キャリアではソフトバンクのみやや不安定なようです。

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また、暖房はありますがエアコンは室内にありません。私が宿泊したのは8月の上旬という真夏だったのでこの点、やや心配だったのですが、エアコンなしでも快適に過ごせました。

浴室は、男女別の内湯と、玄関前にある巨木をくりぬいて作った貸切風呂。 

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そして、野天風呂が4つ。4つのうち1つは女性専用ですがあとの3つは混浴です。女性専用時間帯はあるので、女性はその時間を狙って入ることになります。

野天風呂は景色はいいのですが、泉質では巨木を切り抜いた貸切露天のほうが勝ると思いました。聞いてみると、貸切露天のみ、他の浴槽とは異なる源泉を使用しているんだそうです。

食事は朝夕共にお部屋に運んでいただきます。地の物をふんだんに使ったいかにもな山の宿の料理なのですが……山奥とは言えここは米沢! 

食事をグレードアップすると、米沢牛のステーキを市価よりかなりリーズナブルな値段で付けることができます。

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食事の前に電話がかかってきて「ステーキの焼き加減はどうしましょうか?」と温泉宿で聞かれたのは初めての経験でした・笑
見た目どおり、本当においしいステーキでしたよ!

ただし、スタンダードプランでの宿泊の場合、ステーキではなく和牛の陶板焼きの提供になりますので、ステーキを食べたい方はステーキのプランを選択する必要があります。

個人的には、米沢のステーキ店で食べたステーキよりもこの宿のステーキのほうがおいしかったので、お肉好きの方でしたらぜひ、ステーキを食べていただきたいです。

【追記】山形県 白布温泉 中屋別館不動閣:15984円

白布温泉は、山形県米沢市の南部に位置する温泉地で、一つ前にご紹介している「新高湯温泉 吾妻屋旅館」の少しだけ手前にあります。

新高湯温泉は吾妻屋旅館一軒のみですが、白布温泉にはいくつかの旅館が建ち並んでいます。その中で唯一、休前日でもいつでも1人泊のプランが出ているのが、中屋別館不動閣です。

↑私は、年末のかなり混み合う時期に宿泊しましたので、宿泊料金も少し割高になってしまったのですが、これは1人泊のプランに限ったことではなく、2人以上で宿泊した場合も同様だったようです。

通常の週末であれば、1泊2食付きのスタンダードプランが、税込15984円~で出ていることが多いです。

雪見露天が楽しめて源泉の温度がちょうどいい、寒い季節の宿泊がおすすめ

宿泊したのは6畳のトイレ・洗面付きの和室です。
これは2番目にリーズナブルなお部屋で、6畳の和室でトイレが付いていないお部屋もあり、そちらが一番安いお値段で出ています。

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建物は古いのですが部屋の中は清潔に掃除されており、しかも館内は全館Wi-Fi完備されています。スピードもしっかり出ました。

また、中屋別館不動閣は先の東京オリンピックの年の創業で「オリンピック風呂」なる広い内湯が有名です。

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白布温泉の源泉はかなり熱いのですが、真冬の宿泊だったこともあり、内湯のオリンピック風呂も熱めの適温で入りやすかったです。
そしてもちろんお湯は極上!この広い浴槽がすべてかけ流しの源泉で満たされているって、すばらしいですよね。

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脱衣所が別々なので一度着替える必要がありますが、中屋別館不動閣には露天風呂もあり、雪見露天も楽しめました。
かなり気温が低かったので、お湯もやや温くなり、個人的には長湯が楽しめて良かったです。(入ったら出られなくて困る!と言っている方もいましたが)

食事は朝夕共にお部屋に御膳を運んでくださいます。

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実は、館内には食事処もあり、2人以上の宿泊の場合は食事処に案内されることもあるのだそうですが、1人の場合は確実に部屋食にしていただけるようです。お気遣いがありがたい……。

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それから、提供可能なほぼすべての日本酒を、好きに組み合わせて利き酒セットで注文できるところが、最高にすばらしいと思います!

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スタンダードプランでも必ず、米沢牛のメニューが付くのもうれしいポイントです。この日は陶板焼きでした。おいしかった……。

源泉が熱いと聞いて、ぬる湯好きの私は尻込みしていたところもあったのですが、真冬の宿泊だったのでちょうどいい温度で入れてよかったなと。また寒い季節に泊まりたい宿ですね。

群馬県 湯桧曽温泉 林屋旅館:16200円

群馬県の湯桧曽温泉は、JRの水上駅から車で10分ほどのところにあり、バスも1時間に1本程度運行している、交通の便が良い温泉地です。そのわりに、近所の水上温泉や谷川温泉、宝川温泉の知名度に押されてか、あまり知られていない穴場の温泉地のように思います。

そんな湯桧曽温泉の林屋旅館さんも、一人温泉旅を始めた当初から通い続けている宿です。

谷川岳ロープウェイに最も近い温泉地でもあるため、登山の前後での宿泊客もかなり多いです。
私も最近は、谷川岳に土曜日日帰りで登った後に林屋旅館さんに宿泊して日曜に帰る、というルートのことが多いのですが、登山の疲れがお湯と食事でかなり癒やされるのを感じます。

タイル張りの浴室が美しく、若女将がめちゃくちゃかわいい

林屋旅館さんは、食事の内容と部屋によって宿泊料金が異なります。16200円というのは、最もリーズナブルな7畳の和室に泊まって、グレードアップしない基本の料理プランを選択したときの料金です。

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最も最近泊まったときは(このときも谷川岳登山の後泊でした)リーズナブルなお部屋が空いておらず、1人で広い部屋に泊まることになってしまいました。。。

ただ、一番お安い部屋でも7畳間と十分な広さがあり、トイレと洗面所も付いています。室内も新しく、いつも掃除が行き届いています。

林屋旅館さんの浴室は、内湯が2つのみで露天風呂はありません。 

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しかし、お湯は本当にいいお湯!です。
41~42度ぐらいの適温で、ほんのりと優しい、温泉の香りがします。
タイル張りの浴室はいつもピカピカに磨き上げられています。

食事は、朝夕共に御膳を部屋に運んでいただきます。 

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陶板焼きのお肉も上質ですし、山菜やきのこなどを使った料理も多く、山の恵みを味わえます。

また、こちらのお宿は若女将が本当にかわいいです。最初にお会いしてから10年経つわけですが、昔も今もお変わりなくかわいらしい。。。
また谷川岳登山の際には、ぜひお世話になりたい宿ですが、もちろん登山をしない方にもおすすめできる宿です。

新潟県 栃尾又温泉 宝巌堂:19440円

新潟県の栃尾又温泉は、ラジウム含有量が非常に高い、体温と同じぐらいの絶妙な温度のぬる湯が楽しめる温泉地です。

栃尾又温泉には3軒の趣の異なる宿があるのですが、浴室は共通で「うえの湯」「したの湯」「おくの湯」という3つの共同浴場を、どの宿に泊まっても利用するという仕組みです。

私は、3つすべての宿に泊まったことがあるのですが、今回ご紹介するのは宝巌堂という旅館です。

宿泊料金は3軒の中で一番お高いのですが、料理とお部屋にこだわりのあるお宿です。

野菜料理に深いこだわりを持ち、部屋も快適

宝巌堂さんは全8室のお宿ですが、すべてのお部屋の趣が異なり、予約の際にお部屋を指定することもできます。

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休前日に一人泊する場合は、基本的には3240円の料金アップとなるそうなのですが、全8室のうち3室ある一人泊優先のお部屋に宿泊する場合は、料金アップはありません。
詳しくはこちらのページに書いてありました。

宿泊料金は、基本の食事プランで18000円、税込み19440円とけっこうお高い部類に入る旅館です。ただ、食事の量を減らしたい場合や、2泊以上の連泊の場合はもう少し安いプランもあるようです。

お部屋は見た目どおりの快適さで、部屋に置いてあったお茶菓子も大変おいしく、夕食への期待が膨らみます。

浴室に関しては、栃尾又温泉の3つの共同浴場を利用する形になります。写真は一番人気の浴室であるしたの湯。 

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お湯のすばらしさは言うまでもありません。

そして宝巌堂さんの特筆すべきところは食事のおいしさです。1人泊の場合は、朝夕共に食事はお部屋に運んでくださいます。

とにかく野菜料理がすばらしく、季節の旬のお野菜を手を替え品を替え楽しませてくれます。 

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野菜だけじゃなくステーキもおいしかった!どれも日本酒に合う味付けです。
野菜料理中心のコースなので、量はたっぷりなのに胃もたれしないのもうれしい!

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日本酒の種類も多く、半合からいただけるのがうれしかったですね。1人だと、1合からの注文でもそんなにいろいろ飲めないので。。。

栃尾又温泉の宿はおそらくもともとどれも、長期療養のための湯治宿だったのではないかと思うのです。でも時代の流れと共に連泊するほど時間のない人も増え、それに対応するように宝巌堂さんはこういうお宿になったのではないかな?と推測しています。お値段高めの宿ではありますが、1泊で2泊ぶん癒やされる宿という感じがするんですよね。
ちなみに、連泊可能な場合はお隣の神風館もおすすめです。

宝巌堂さんと比べると、かなりリーズナブルに宿泊できる宿なんですが、土曜日の1人泊は1泊では受け付けておらず、2泊からになるのです。でも、お部屋まで食事を運んでいただけますし、建物は古いのですが、寛げる宿でしたので。

鳥取県 三朝温泉 木屋旅館:19440円

西日本のお宿もありました!鳥取県のラドン含有量が大変多いことで有名な三朝温泉。その中にある明治元年創業の歴史ある宿、木屋旅館さんは、1万円台後半と少々お高めながらも、休前日の一人泊を常に受け付けています。

私も今年の2月、平昌オリンピックの男子フィギュアスケートのフリーの日に宿泊しました。最寄り駅の倉吉駅で、迎えに来てくださった宿の方と羽生くんのメダル確定を喜びあったことを覚えています・笑

全館指定文化財の木造建築&貸切利用できる足元湧出の浴室がすばらしい

建物の全館が国の有形文化財に指定されているという木屋旅館さんのお部屋は、ピカピカにリフォームされているわけではなく、古さを残したまま使いにくくならないように修繕してきたことが見てとれるお部屋です。

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昔ながらの間取りで広々。でも、冷蔵庫は大きく新しいし、ウォッシュレットの新しいトイレも付いています。

お湯は名湯三朝温泉のラドン泉が地下2メートルから自然湧出する広い浴室(写真の左)を、空いていれば好きなときに貸し切って利用できます。同様に貸切で利用できる浴室がもう1つあり、両方とも泉温はかなり熱めですが短時間でも「効いてる!」感を味わえるお湯です。

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もう1つ、貸切利用ではない岩風呂もありましたが、こちらもだいたいいつも貸切状態で使えました。浴室は深夜も利用可能なので、早寝して早朝にお風呂三昧するのも良いですね。お湯が熱いので、飲酒後の入浴は危険そうですので。

食事は朝夕ともにお部屋に運んでいただけます。

夕食は「基本プランだとやや少ない」という口コミを目にして、わりとよく食べる私はグレードアッププランにしてしまったのですけど、正解だったと思います。こちらで表記している「19440円」は基本プラン選択時のお値段ですが、基本プランだとしゃぶしゃぶがつかないはずですのでご注意ください。

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一合から頼める地酒の種類が多く、鳥取の魚がおいしくて満足!しゃぶしゃぶもおいしい。

旅館の料理としてはちょっと変わりダネですが、なぜかこのお宿の名物だというビーフシチューをパンに詰めた「パン釜」も、名物だけあって大変おいしかったです。

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〆が「もずく雑炊」なのもうれしかったですねー。

ややお値段高めの宿ではありますけど、東京在住の私が鳥取まで行く機会なんてなかなかないのだから、宿選びで失敗したくない!という思いで選んだ木屋旅館さん、大正解だったと思っています。

2食付き2万円台で1人泊できる宿4軒

1人泊だと割高になることが多いとは言え、1泊2万円を超える宿は私にとってかなり高価な部類です。
でも、たまの1人旅ならちょっとリッチにいきたい!という方も多いのではないかと思うんです。リッチにいきたい、けど失敗はしたくないのが本音ではないかと。。。

「2万円オーバーでも泊まりたい」と思える4宿をご紹介したいと思います。

栃木県 板室温泉 大黒屋:22680円

栃木県の板室温泉は、那須塩原駅からバスで30分少々と交通の便も比較的良い温泉地です。

そんな板室温泉の大黒屋さんは、1人泊専用のシングルルームを何室か持ち、休前日でも、年末年始などの繁忙期でも一人泊の設定がある宿です。

私も先日初めて泊まってきました。宿泊記録はこちらです↓

土曜日の1人泊が22680円と、けしてお安い宿ではありませんが、一人泊だから料金がアップしてこの値段になっているわけではなく、2人で泊まっても1人あたりの宿泊料金は同じ値段でした。

広い洋室を一人で占領し、身も心もほぐれる

1人泊専用のシングルベッドルームは「このお部屋を1人で使っていいの?」と驚くほどの広さ。

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インテリアも凝っており、寝具も西川のムアツ布団と吟味されたものを使っています。
宿泊した時期はちょうど桜の季節で、窓から満開の桜が眺められるうえに、部屋のテーブルにも桜の枝の一輪挿しが置いてありました。

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浴室は、趣の異なる大浴場が2つ。
1つは露天風呂付きの大浴場で、宿泊した際は桜を眺めながら入浴を楽しめました。 

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もう一つの浴室は泉温の異なる2つのヒノキ風呂がある内湯と「アタラクシア」なる低温の岩盤浴がセットになった浴室です。
ヒノキ風呂のほうの浴槽は加温無しのかけ流しで、私はこちらの浴室のほうが気に入って深夜も一人で入りに行きました。

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どちらの浴室も夜中入浴することができます。(アタラクシアのみ深夜は休止)

食事も部屋に運んでくださいます。部屋もテーブルも広いので、洋室で部屋食というのも違和感がなかったです。 

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食事のコースはわりとシンプルな構成ですが、味はとても良いですし、お酒に合うお料理でした。

那須の地ビールや地酒が揃っているのもうれしかったですね。

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那須塩原までであれば、首都圏からの交通費もそこまでかからないですし、週末、たまの贅沢に足を伸ばすには適当な宿なのではないかなと思います。

山形県 湯田川温泉 九兵衛旅館:25380円

湯田川温泉は、私の地元でもある山形県鶴岡市の奥座敷と呼ばれる温泉地です。
地元にいた際は近すぎてあまり足を運ぶことがなかったのですが(実家では温泉と言えば海沿いの湯野浜温泉だった)温泉一人旅が趣味になってから「湯田川温泉にすごい旅館があるらしい」と温泉宿好きの方たちの間で噂になっているのを聞きつけ、泊まってみることにしました。

これまでに1人で1度、2人でも1度泊まっています。

2017年に泊まった温泉宿で「部屋」「風呂」「食事」がよかったおすすめ宿ランキング、という記事を以前書いたのですが、その中で食事部門の第1位に選んだ宿でもあります。

毎月メニューが替わる食事が最高においしく、コスパ良いとさえ感じる

お部屋は清潔で設備の整ったトイレ付きの和室。
1人泊の場合はチェックイン時から布団が敷いてありました。部屋が広いのでこれはこれで、いつでもゴロ寝できて良いですし、チェックイン後にスタッフが部屋に入ることもないので、好きに散らかせて良いですね・笑

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お部屋に置いてあるお茶受けのお菓子がいつも大変おいしくて、夕食への期待が高まります。

館内にお風呂は3箇所。
趣の異なる大浴場2つは、時間帯で男女の入れ替えがあります。

1つはなぜか金魚を眺めながら入浴できる内湯で、もう1つは露天風呂付きの浴室です。

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このほかに、空いていれば好きなタイミングで入浴可能な貸切風呂が1つあります。
また、目の前にある姉妹館の「珠玉や」さんの貸切風呂も、空いているタイミングで利用可能と、お風呂三昧もできる宿です。

食事は朝夕共に個室食事処でいただきます。 

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1人のときはこんな感じ。

料理は、季節に合わせて毎月のようにメニューがガラリと変わるのですが、見た目にも美しく、味も大変良いです! 

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花束を模していると思われる、お刺身の盛り合わせ。

山形県内の地酒がかなり豊富に揃っており、ご飯ものやデザートまで手抜き一切無しです。 

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土曜日の1人泊で、25000円を少し超えるお値段ではありますが、この食事のことを思うと、むしろコスパいいのでは?とすら思えてしまいます。

私自身、季節を変えてまた絶対訪れたいと思っている宿です。

宮城県 鎌先温泉 湯主一條:28230円

今回ご紹介する宿の中で最も値の張る宿がこちらの湯主一條さんです。
宮城県白石市の鎌先温泉の宿で、個室食事処として使用されている木造建築は有形文化財に指定されているという歴史ある宿です。

ずいぶん前に1度泊まったことがありまして、先日8年ぶり2度目の宿泊をしたのですけど、チェックインのときから何度も「8年ぶりぐらいですね」と声をかけていただきました。
情報共有完璧だなと思いつつ、少々気恥ずかしかったです。何しろ8年ぶりですので・笑

ホテルのように洗練されたサービスが特徴

お部屋は、最もリーズナブルに宿泊できる和室を選びましたが、広々としており、設備もきちんと整っておりもちろん清潔で茶菓子もおいしく、暖かく快適な部屋でした。

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チェックインのときにずんだ餅をいただいているのですが、部屋の冷蔵庫にもおいしい茶菓子が入っていてうれしかったです。
部屋の窓からは、文化財に指定されている木造建築がよく見えました。

浴室は、趣の異なる男女別の大浴場が2つあります。同タイプの浴室が2つずつあるので、男女の入れ替えはありません。

左の写真は、露天風呂付きの大浴場で広く新しくきれいな浴室ですが、こちらのお湯は循環しています。でも「露天風呂がないと嫌」な人はけっこういると思いますので、こちらの浴室のある意義もあると思います。  

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右の写真は、昔ながらの源泉である「薬湯」をかけ流している浴室です。内湯のみですしコンパクトな作りですが、こちらのお湯はものすごく良いです!疲れた体に染みます。。。

お湯にこだわりがあるタイプの人、露天に入りたい、きれいで新しい浴室がいい人、両方のニーズを満たしていてすばらしいなと思いました。

食事は、朝夕ともに有形文化財に指定されている木造建築でいただきます。  

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個室食事処となっており、冬は廊下を歩く際はとても寒いのですが、室内はとても暖かいです。

食事の内容は一般的な会席料理ですが、鍋料理と焼き物の内容を当日に2種類から選べるのはおもしろい趣向だなと思います。 

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味も申し分ないおいしさですし、お酒の種類も多くうれしかったです。

サービスという面では、今回ご紹介した宿の中で一番「高級宿らしい」サービスを提供している宿だと思います。
一人で贅沢したい!というときにはおすすめできる宿です。

神奈川県 湯河原温泉 加満田:30240円

湯河原駅からバスで20分ほど、奥湯河原の旅館加満田さんは、日本で初めて「〆切り前の作家が缶詰めにされた」宿なんだそうです。

「作家が缶詰めにされる」とは、〆切りを目前に控えた作家さんが執筆に集中できるように、旅館やホテルなどに閉じ込められること。たしかに、テレビやインターネットもなかった時代であれば、旅館に1人でいれば執筆が捗ったのかもしれないですね。

缶詰めにされるときは、家族や恋人と一緒では集中できませんから当然1人です。その名残か、旅館加満田さんでは今でも、一人泊のプランが休前日であっても常に提供されています。

一人泊プランは、休前日だと1泊2食付きで30240円とお高めではあります。でも「一人泊だから高い」わけではなく、2人で泊まったときとの金額差は1000円程度でした。もともとハイクラスなお宿で、一人旅のお客にはむしろ寛大なほうと言えるかもしれません。

湯河原は東京や神奈川からはかなり近く、新宿からなら片道1198円で来ることができますので、東京神奈川にお住まいの方であれば、交通費をかけて遠方に行くぶんの金額を宿泊費に載せかえて、たまの贅沢を楽しむのもいいのではないかなと。泊まってみて、それだけの価値はある宿だと感じましたよ!

部屋風呂も温泉!貸切露天も好きなだけ入れて食事もおいしい

旅館加満田は全13室の宿ですが、男女別の大浴場が2つ、空いていればいつでも入れる貸切露天風呂が2つあり、いずれも滞在中は深夜の間もずっと利用することができます。

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しかもこちらのお宿、すべてのお部屋の部屋風呂にも温泉が出るのです!
そのせいか大浴場も貸切露天もいつ行っても空いており、快適な湯浴みを楽しめました。露天風呂からの眺めは緑がいっぱいです。東京からこんな近いのに、別世界のようでしたね。。。

しかし、部屋についている小さな内風呂に温泉が出てもねえ……と私も来るまで思っていました!しかし、実際にお湯をためて入ってみるとこれがなかなか良いのです!

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まず、大浴場や露天風呂は、お湯がやや熱めだったのですけど、部屋風呂であればお湯の投入量を自分で調節できますから、水で薄めることなく源泉100%のまま、好きな温度にできます。
浴室のタイルなども歴史ある旅館だけあって本物のレトロ。網戸越しに涼しい風が入ってきて、気持ち良かったです。

部屋風呂ですから、あがったらすぐ!縁側でビール!!

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縁側から庭に出られるようにサンダルが置いてあり、風呂上がりに夕涼みしつつ飲むビール、最高においしかったです。

お部屋でいただく食事も良かったです。派手さはないのですけれど海にも山にも近い地の利を活かした素晴らしい料理の数々。

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庭で取れた山菜の天ぷら、種類も多くおいしく、〆のセリのご飯もいい香りで、何杯でもお替わりできそうでした。

こんな高級宿に一人でなんて気が引ける……と思われる方もいるかもしれませんが、最近は一人で泊まる方が本当に多いと仲居さんがおっしゃっていました。私が泊まった日は、私のほかに2人、女性の一人泊のお客さんがいらっしゃったそうです。
そんなに頻繁には行けないけれど、私もいつかリピートしたい!と心に誓いました。

とは言え「部屋食」のこだわりを捨てると選択肢は無限に広がる

全部で18宿ご紹介しました。

だいたいいつも1人で泊まっているので、もっと数があるんじゃないかと思っていたのですけど、案外こんなものなのね……とまとめてみて思いました。

この記事の中では、各宿についての紹介はかなり絞った内容になっていますので、宿泊を検討される際はぜひ、個別の宿泊記のほうもお読みいただけると、よりイメージが湧きやすいのではないかな、と思います。

それと、現時点では休前日の一人泊のプランを提供していたり、部屋食の宿であっても、今後変わることはあり得ますので、そのあたりはご了承いただけたらと。

それにしても、まとめるとすべてが東日本の宿になってしまいました!九州のお宿にもけっこう行っているつもりだったので意外と言えば意外ですが……。
おそらく、九州の宿まで足を伸ばすようになったのはここ5年ぐらいの間なので、私の中にもはや「部屋食の宿がいい!」という希望がなかったんですよね。なので振り返ると九州で泊まった宿はほぼすべて、会場食のお宿でした。

もし、部屋食にこだわらなければ宿の選択肢は無限に広がる!ということで、この記事のまとめとしたいと思います。

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