火浦功とは? わかりやすく解説

火浦功

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/17 03:28 UTC 版)

(ひうら こう、本名:宮脇 敏博、1956年11月14日[1] -)は、日本小説家SF作家広島県三原市生まれ[2]

経歴・人物

高校生時代には探偵小説誌『幻影城』の読者だった[3]和光大学人文学部中退。劇画村塾出身。1980年早川書房SFマガジン』主催のハヤカワ・SFコンテストに応募した「時を克えすぎて」が小松左京らの目に留まり、翌年同誌より「瘤弁慶二〇〇一(こぶべんけいにいまるまるいち)-戦慄の人間アパート、タチバナ荘物語」でデビュー。ギャグSFのみならず、シリアスな作品やハードボイルドも執筆している。遅筆で中断したシリーズや未完の作品が多い。また、小説を執筆し始めるとなぜか天変地異や大事件が起こるという自称「天災作家」。

豊田有恒が主催していた若手クリエイター集団「パラレル・クリエーション」[注釈 1]をたまり場にしていた[4][注釈 2]ゆうきまさみとり・みき出渕裕など友人に漫画・アニメ関係者が多く、『機動警察パトレイバー』のプロットに参加したり、自身の作品のキャラデザインを頼んだり挿絵を描いてもらったりしている。なお、『パトレイバー』の際の与太話から生まれたのが『ガルディーン』である[5]

代表作は『高飛びレイク』シリーズ(未完)、『みのりちゃん』シリーズ(未完)、『未来放浪ガルディーン』シリーズ(未完)など。

作品リスト

この他、書籍未収録の短編作品など多数。

ゲームブック

テレビドラマ原作

漫画原作

  • 「スキヤキ・ロード」 - 作画:川口敬 週刊少年サンデー増刊(1984年)
  • 「超人リーグ」 - 作画:川口敬 週刊少年サンデー秋の増刊号(1984年)
  • 奪戦元年』 - 作画:里見桂 週刊少年サンデー(1984年31号 - 1985年10号)

脚注

注釈

  1. ^ 出渕裕らが所属していた。
  2. ^ なお『火浦功研究』第1号(火浦功研究会、2017年4月)によると、同集団の一員として漫画作品のSF考証などに従事していた。

出典

  1. ^ 火浦功|エルパカBOOKS
  2. ^ ファイナル・セーラー・クエスト完全版 / 火浦 功【著】 - 紀伊國屋書店ウェブストア
  3. ^ 『火浦功研究』第1号(火浦功研究会、2017年4月)
  4. ^ 火浦功、出渕裕ゆうきまさみ「大無謀対談ー"ガルディーン"のつくりかた」『未来放浪ガルディーン① 大熱血。』(11版)角川書店角川文庫〉、1986年8月25日、296、328頁。ISBN 4-04-162702-8 
  5. ^ ポストメディア編集部『機動警察パトレイバー 完全設定資料集 Vol.1 -TV編-』一迅社、2007年7月26日、213頁。ISBN 4758010803 

関連項目

外部リンク


火浦功

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/02 08:41 UTC 版)

ゆうきまさみ」の記事における「火浦功」の解説

小説家出渕呼びかけ応じ機動警察パトレイバー』のプロトタイプ企画構成として参加火浦参加時期アニメ化達成できなかったが、この時にパトレイバー』を通りやすくするために作られダミー案を元に未来放浪ガルディーン』を執筆している。

※この「火浦功」の解説は、「ゆうきまさみ」の解説の一部です。
「火浦功」を含む「ゆうきまさみ」の記事については、「ゆうきまさみ」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「火浦功」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

','','','','','','','','','','','','','','','','','',''];function getDictCodeItems(a){return dictCodeList[a]};

すべての辞書の索引

「火浦功」の関連用語











火浦功のお隣キーワード
検索ランキング
';function getSideRankTable(){return sideRankTable};

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



火浦功のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの火浦功 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのゆうきまさみ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS