海外配給
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/29 07:49 UTC 版)
『アーン』は多くの国にとって初めて公開されたインド映画となり、各国でそれぞれ17の言語字幕が付けられ28か国で公開された。イギリスとヨーロッパの配給はアレクサンダー・コルダが担当した。ロンドンで行われたプレミア上映にはメーブーブと彼の妻サダール・アフタール、ニンミが出席した。英語圏では「Savage Princess」のタイトルで上映され、メーブーブたちはエロール・フリンなど多くの俳優と交流した。その際、フリンがニンミの手にキスをしようとして、「私はインドの女性です。それはできません!」と拒否されるハプニングがあり、メディアはニンミを「unkissed girl of India」と報じた。このプレミア上映にはクレメント・アトリーも出席していた。 ニンミが演じたマンガラは恋愛パートを担当するキャラクターではなかったが観客に大きなインパクトを与え、映画で最も人気を集めるキャラクターとなった。1954年にフランスで吹替版が公開された際、タイトルが「Mangala, fille des Indes」となりマンガラにスポットを当てたポスターが作られた。彼女は2013年のインタビューで、ロンドンプレミアに出席したセシル・B・デミルなどのハリウッド関係者から4件のオファーを受けたと語っている。また、デミルは映画に感動し、メーブーブに対してニンミとナディラの演技を称賛した手紙を書いていたとも語っている。 日本では1954年1月に公開され、興行的な成功を収めている。
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