最後の太郎とは? わかりやすく解説

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最後の太郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/01/14 09:13 UTC 版)

最後の太郎』は、ザ・プレイヤーズ・ハウスの公演として1998年に上演された演劇。また、2009年ハードレインオープンカフェによって上演された再演をも指す。

作/簑田詢平、演出/佐々木海音。出演は簑田詢平、明本道子、梅津幸輝 他。


上演記録

初演

1998年11月18日11月23日 新宿シアターモリエール

再演

2000年10月18日10月22日 シアターVアカサカ

2004年10月9日10月11日 シアターVアカサカ

2009年12月4日12月6日 ウッディシアター中目黒

内容

ストーリー

「二人斬りのユウザ」と恐れられた農民上がりの、ユウザ。 戦国の世も終わり、職にあぶれ、しかも夜な夜な自分の殺めた達の亡霊におびえる毎日。 ある夜のこと。ユウザの夢枕に観音菩薩が現れ、ユウザが人を殺しすぎたために祟られていることを告げる。 そして、祟りを祓うためには殺した人の数だけ仏像を彫らねばならぬこと、更に、あと一人でも人を殺せば となり、タロウというに殺されることになるとの予言を残す。 ある日、旅の途中、人の言葉を真似る不思議に導かれ、山小屋に住み着く事となる。 不信心者のユウザではあったが、さすがに亡霊の恐怖には疲れ果て、仕方なくを掘り始める事になるのだが・・・・。

「最後の太郎」は遠い昔の日本、戦乱の世に生まれた仏師ユウザの物語。 無頼漢ユウザの生き様を通して、人のを厳しく見つめた作品。 桃太郎伝説をベースにしながら、しかしそれをの側から描くという逆転の発想が、スリリングで緊張感のあるストーリーを実現した。

登場人物

  • ユウザ/「二人斬りのユウザ」と恐れられた農民上がりの侍。
  • リョウ/役人の妾であったが、男の暴力に怯え逃げてくる。山小屋でユウザと出会う。
  • イチ/ユウザの彫った仏像に惚れ込み、弟子入りした金持ちの息子。
  • タロウ/鬼退治の命を受けた、幕府の侍。剣の達人。
  • ソラ/タロウの妹。片腕が不自由ながらも、武士を目指す元気な女の子。
  • 九官鳥/ユウザが見つけた山小屋に住む九官鳥。名前は「クロ」。
  • 役人/幕府の役人。妾であるリョウを追い山小屋に来る。
  • 観音菩薩/ユウザの夢枕に現れる、仏様。
  • 口上ヅトメ/この物語のストーリーテラー。
  • 怨霊
  • 黒衣

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