実験的決定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/25 04:07 UTC 版)
生体高分子の大まかな二次構造含量(例えば、「このタンパク質は40%のαヘリックスと20%のβシートを含む」)は分光法により推定することができる。タンパク質に対しては、遠紫外(170–250 nm)円偏光二色性スペクトル測定が一般的な手法である。208および222 nmにおける目立った二重極小はαヘリックス構造を示すのに対して、204 nmまたは217 nmにおける単一極小はランダムコイルまたはβシート構造をそれぞれ反映している。水素結合によるアミド基の結合振動における違いを検出する手法である赤外分光法も用いられるがあまり一般的ではない。二次構造含量はNMRスペクトルの化学シフトを使って正確に推定することができる。
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