ノートンの定理
【英】:Norton's theorem
待ち行列ネットワークにおいて, 一部のノードからなる部分ネットワークをひとつのノードで置き換えたとき, 他の部分の定常分布が変わらないことをいう. 積形式ネットワークでは, 各ノードからの退去過程がある意味でポアソン過程となるので, どのように部分ネットワークを選んでもノートンの定理が成り立つように 代替えノードを構成できる. 本来は, 電気回路において, 回路の一部分をひとつの素子で置き換えることができることを示す定理である.
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ノートンの定理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/24 16:28 UTC 版)
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ノートンの定理(ノートンのていり、英: Norton's theorem) は、多数の電源を含む電気回路に負荷を接続したときに得られる電圧や負荷に流れる電流を、単一の内部コンダクタンスのある電流源に変換して、求める方法である。「ノルトンの定理」と表記されることもある。その名はベル研究所の所員であったエドワード・ロウリー・ノートンにちなむ。
概要
右図に示す回路網の端子A–B間の短絡電流をINo、回路網A–B間のコンダクタンスをGNo(=1/RNo)、A–B間に接続する負荷のコンダクタンスをGL、負荷を接続したときの端子A–B間の電圧をVL、負荷に流れる電流をILとすると、次式に示す関係が成立する。