ナイロン弦[nylon string]
ナイロン弦
ナイロン弦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 00:52 UTC 版)
クラシック(ガット)ギターでは高音側(1 - 3弦)にナイロン弦と呼ばれる柔らかい弦を用い、低音側(4 - 6弦)では細いナイロンの束を芯に金属線を巻き付けた弦を用いる。 かつては羊の腸(ガット)などから作られたガット弦が用いられていたことから、クラシックギターは「ガットギター」と称された。第2次大戦後、戦災に疲弊したヨーロッパにおいてガット弦の製造が減少し、入手が困難となった。それを補うためにナイロン弦が開発され、アンドレス・セゴビアが使用したため、広く使用されるようになった。 現在ではナイロン、フロロカーボンなどの化学合成繊維が主流であるが、近年ではガット弦の魅力も再評価され始めている。
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