ダロル火山とは? わかりやすく解説

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ダロル火山

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/02/18 08:38 UTC 版)

ダロル火山
塩分・硫黄・その他鉱物の温泉沈殿物と、酸性の水たまり。Global Volcanism Programコード:221041
標高 −82 m
所在地 エチオピアダナキル砂漠
位置 北緯14度14分30秒 東経40度18分00秒 / 北緯14.24167度 東経40.30000度 / 14.24167; 40.30000座標: 北緯14度14分30秒 東経40度18分00秒 / 北緯14.24167度 東経40.30000度 / 14.24167; 40.30000
種類 マール
ダロル火山 (エチオピア)
プロジェクト 山
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ダロル火山エチオピアエトラエール山脈英語版の北東、アファール州ダナキル砂漠に位置するスコリア丘火山である。爆発により生じたマールと呼ばれるクレーター状の地形で、中新世玄武岩質のマグマが堆積した塩に侵入し、その後の熱水活動により形成された[1]

1926年に起きた水蒸気噴火によりダロル火山が形成された。付近の塩干潟にも、いくつもの噴火クレーターの跡が点在する。火口は海抜マイナス45m~50mほどで、陸地にある火山としては世界で最も低い噴火口として知られる[2]

付近一帯にはいくつもの食塩泉酸性泉が湧き、間欠泉により形成された円錐形のの塊がみられる。

「ダロル」はアファル人の言葉で「溶解」「崩壊」を意味する。緑色をした強酸性(pH1未満)の池のほか、酸化鉄硫黄、塩などにより構成された、色鮮やかで荒涼とした、地球上とは思えない光景が広がっている。このため観光客に人気があり、エチオピア北部の都市メケレから3泊4日程度のツアーが出ているが、治安が悪いため武装した護衛が必須である[3]

噴火による硫黄の燃焼で、夜間には青い炎が広がる光景が見られる[4]

ギャラリー

脚注

  1. ^ Dallol salt springs and geysers”. Wondermondo. 2011年6月7日閲覧。
  2. ^ この世の果て? 地獄のような絶景10選”. ナショナル ジオグラフィック (2017年12月11日). 2018年2月18日閲覧。
  3. ^ ナショナルジオグラフィック「荒野に広がる異世界/エチオピア」『日本経済新聞』朝刊2017年7月16日 NIKKEI The Style
  4. ^ 「信じられない、火山が青く燃えるだって!?」エチオピアのダロル火山を見た人々の反応”. らばQ (2014年6月3日). 2014年6月3日閲覧。

関連項目




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