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誰が使うの? 私でした ベビーカーシェア「ベビカル」が便利だった【私の2024】
2024年12月26日 10:30
【私の2024】編集部員が2024年に使って気に入ったモノ・サービスなどを紹介します。
2024年はベビーカーシェアサービス「ベビカル」をよく使いました。JR東日本が2021年に始めたサービスで、駅でベビーカーを借りられるというものです。
このサービスを知ったときは「ベビーカーって家から持って行くものでしょ? 駅で借りるってどこに需要があるの?」と思っていました。思っていたのですが、今は2週に1回くらいのペースで週末に使っています。
我が家には現在4歳になる男児がいますが、ベビーカーは生まれた直後に購入して毎日のように使っていました。なので駅で見かけても「誰が使うんだろう」と思っていたのです(2回目)。
子供が3歳を過ぎたくらいで「そろそろベビーカーは卒業しよう」と決断し、さらにベビーカーは遠い存在に。卒業以降、我が家のお出かけ手段は徒歩と電車(たまに自転車)がメインになりました。
今までのベビーカーお出かけは、駅やお店のエレベーターを探すのも待つのも大変だし、ちょっとした階段があると詰むし、電車でも幅を取るしで苦労が多かったのですが、卒業して徒歩に切り替えたらかなり快適。エスカレーターですいすい移動できて、ベビーカー、大変だったな、卒業できて良かったな……としみじみしました。
しかし、ベビーカーなし生活に慣れた頃、想定していなかった出来事が起こります。電車で移動中に子供が寝たのです。いや、出先で寝るなんて今までもあったこと。今までは自前のベビーカーで寝ていたから気にならなかったけど、ベビーカーなしで外で寝られるとキツイ。間もなく最寄り駅。14kgの子供を抱っこして家帰るの無理。重。
そこでベビカルの出番です。サイトを開き、最寄り駅にベビカルはないのですが途中駅にあったのでそこで予約。貸出先までは子を担ぐ必要はありますが、電車を降りて改札付近まで5分ほどなのでまぁいけます。
ベビカルは無人貸出と有人貸出があり、有人貸出はスタッフに話しかけるとすぐに出してくれ、無人貸出でも予約時のQRコードを読み取り機にかざすと鍵が解錠されすぐに使えます。使い慣れていないメーカーの車種だったので、最初は使い方に戸惑いましたが慣れたら簡単です。
寝てる子を無事にベビーカーに置き、しばらくカフェで休憩したり買い物したりとこちらも有意義に時間を使えます。ベビカル最高じゃん。どこに需要あるんだろとか言っててほんとごめん。まじありがとう。
なおベビカルは基本的に借りた場所で返さくてはいけないので、借りたエリアで過ごすと返すのも楽です。横浜など一部のエリアでは、エリア内であれば貸出と返却場所が違ってもOKという場合があります。
料金は1時間250円で、以降は30分100円。私は2~3時間で予約することが多く、450円~650円ほどで借りられるのでハードルも低いです。
ベビーカーがない状態で子供が寝てしまうことはこれまでもあったのですが、ベビカルを活用するという発想がなかった頃は、とりあえず家まで帰ってしまおう、と14kgの子供を担いで家まで帰り、親の疲労はMAXというところで子供が起きるなんてこともよくありました。家着いた瞬間に起きるんですよね。なんでだろう。
それがベビカルの存在に気付いてからは、出先で寝ちゃったらベビカル借りればいいや~と楽観的になれ、とても助かっています。
ほかにも、ディズニーランドや大きい公園など、ちょっと遠出するときにも使うようになりました。家からベビーカーを持っていくのは駅のエレベーターとか面倒だから嫌、けどお出かけ先の敷地が広いからベビーカーはあってほしい、というときに目的地の最寄り駅でベビカルを使うことがあります。
貸出場所は改札付近にあることが多いので、ホーム→改札のエレベーターを使う必要がないのでありがたいです。このちょっとした差によって、ベビーカー利用が億劫にならなくて済んでいるので絶妙な配置だなぁと思っています。
ちなみにディズニーはパーク内にベビーカー貸出サービスがありますが、借りられるベビーカーの背もたれがあまり倒せないので寝かせるのには向いておらず、ベビカルを使っているという状況です。
以前ベビカルの取材をしたことがありますが、その際にも「子供が大きくなってきてベビーカーなしで出かけたものの、お出かけ先で疲れたり眠ったりしてしまう時に利用したいという需要がある」という話を聞きました。
その話を聞いたときはまだピンと来ていなかったのですが、今はもう全文同意すぎて、このことを言っていたのか……と納得しまくっています。ありがとうJR東日本。
2024年はJRE BANKがスタートし、新幹線4割引の優待ほしさに給与受取口座とクレカ(Viewカード)の引き落とし口座をJRE BANKにしました。元々キャッシュレス決済はモバイルSuicaをメインにしており、JRE経済圏で生きているので2025年もJR東日本のお世話になろうと思います。