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大阪万博、自動運転EVバスやメタバース「空飛ぶ夢洲」で未来体験
2022年9月7日 17:15
2025年日本国際博覧会協会は、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)における「未来社会ショーケース事業出展」の一部について、その概要を説明した。
未来社会ショーケース事業は、大阪・関西万博のテーマである「いのち輝く未来社会」を支える技術・サービスを、2025年以降の未来を感じさせる「実証」と2025年の万博にふさわしい「実装」の形で、「未来社会の実験場」となる万博会場の整備、運営、展示、催事などに活用するというもの。「スマートモビリティ万博」「デジタル万博」「バーチャル万博」「アート万博」「グリーン万博」「フューチャーライフ万博」の6つのカテゴリで展開する。
このうち、スマートモビリティ万博では、「来場者移動EVバス」を関西電力とOsaka Metroが展開。100台のEVバスを会場の内外で運用し、来場者らを送迎する。会場内では35台の小型EVバスを終日、数分間隔で運行。このうち4台程度をレベル4の自動運転、10台程度に走行中充電機能を導入した実証を行なう。
走行中充電機能は、バス停付近などの道路に非接触の充電システムを内蔵し、停車することなく充電を可能にするもの。EVバスの駐車場には急速充電器なども設置し、通常のEVバスはそこで充電を行なうが、走行中充電機能を搭載したEVバスは停車することなく走行中給電により終日運行することを目指す。
また、バスの運行管理や充電制御などを一体化した遠隔管理システムを導入し、将来的には路線バスでの実証も行なう。
資料提供:関西電力・Osaka Metro
夢洲会場をメタバースで
NTTは、バーチャル万博に「大阪・関西万博バーチャル会場」を提供。XR事業分野の中核となるNTTドコモを中心とし、オンライン空間上に夢洲会場を「空飛ぶ夢洲」として3DCGで再現。ARやVRを活用し、リアルとバーチャルが相互に連動する取り組みにより、会場に来ることが難しい、障がいのある人や高齢者、海外の人も参加できる万博を目指す。
また、「来場者向けパーソナルエージェント」も提供。NTTアーバンソリューションズを中心として進める街づくりDTCのノウハウを活かし、大阪・関西万博会場を一つの街として見立て、誰もがストレスなく会場を回遊できる仕組みを提供する。具体的には、会場内でスマートフォンを使い、来場者の行動履歴や予約情報、位置情報や各施設の混雑情報などを活用。一人一人の好みや、混雑状況に合わせたルートや施設を提案する。
資料提供:NTT