俳優の間宮祥太朗(30)がダブル主演するフジテレビ系月9「真夏のシンデレラ」第3話が24日、放送された。本人にとっては初の月9主演だが、24日に一部ニュースサイトで過去の酒席トラブルを報じられた。また、所属事務所の先輩、綾野剛(41)に〝嫉妬〟していたことも。そこから改心して主演に上り詰めた〝シンデレラストーリー〟を追った。

「真夏のシンデレラ」は、女優の森七菜(21)とのダブル主演作だ。間宮は優しくて誠実な建築会社社員を演じる。

 これまでは映画「東京リベンジャーズ 血のハロウィン編」(公開中)で暴走族を演じるなど、ダークな役柄が多い印象で、今作では新境地を開拓。同作のTVerでのお気に入り数は88万人で、恋愛ドラマの中では多くの登録数を獲得している。

 他にも公開中の映画「破戒」で主演するなど今、話題の俳優だ。

 ただ、好事魔多しか。24日配信の「週刊女性PRIME」によると、間宮はブレーク前の20代前半、友人らと行きつけの居酒屋で飲んでいたところ、別グループの大学生が酔いつぶれたため介抱したそう。ところが、相手から「お前、誰?」と小バカにされ、頭にきて殴ってしまったという。このトラブルで弁護士を交えず相手と示談し、所属事務所には伝えなかったそうだ。

 間宮は脇役ばかりで、くすぶっていた時期があった。

 テレビ局関係者は「この酒席トラブルがあった時期は、事務所の先輩の綾野が売れに売れ、塩顔ブームが到来していた。間宮は『こんなにハッキリした顔立ちの自分が売れるのか…』などと不安を抱えながら過ごしていたとか」と話す。

「お前、誰?」は3年前にもあった。深夜に都内のバーで「間宮祥太朗です」とあいさつしたところ、その場にいた男性から「何の仕事をしているんですか?」と聞かれたという。俳優としては屈辱的だが、その場では「俳優をやっています」と答え、自分の認知度の低さをしみじみと実感したそうだ。

 別のテレビ局関係者は「過去の失敗から改心したと言っていいのでは。最近では、ドラマの撮影現場でも一番最初にあいさつしてくるし、場を盛り上げるよう努力していると思う。プライベートでは変装をすることがなく、自然体です」と話している。

 昨年にはフジ系「ナンバMG5」で主演、同系「魔法のリノベ」、TBS系「ファイトソング」でそれぞれ準主演として活躍。日経トレンディが選ぶ「今年の顔」に選出された。

 過去には酒席トラブルがあったり、先輩俳優をうらやんだり、知名度の低さを痛感したりしたが、コツコツと積み重ねてドラマや映画で主演を張れるほどステップアップしたようだ。