大みそかの紅白歌合戦にも出演するアニメ「ラブライブ!」の声優陣による人気ユニット「μ’s(ミューズ)」が来年3月31日、4月1日の東京ドーム公演をもって解散することが分かった。4日夜に本人たちが東京ドームのファイナルライブについて語る動画がネット上に流出。“ラブライバー”と呼ばれるファンたちに衝撃を与えている。
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中国の動画サイトから4日に流出した解散動画は、5日夜にTOKYO MXで放送される「ラブライブ特番 μ’sこれまでとこれから」とみられる映像の一部で、現在は動画投稿サイト・ユーチューブにもアップされている。
動画ではμ’sメンバー本人が東京ドーム公演の開催について「劇場版のストーリーが現実になってしまった」(三森すずこ)、「想像がつかない」(徳井青空)、「夢の場所でライブができるなんて本当にうれしいです」(新田恵海)などと喜びを語っている。
東京ドーム公演のタイトルは「μ’s FinalLoveLive!」で、新田は「『μ’s FinalLoveLive!』はμ’sのファイナルのワンマンライブとなります」と、このコンサートをもってユニットが解散すると明かしている。
このためライブにかける思いもこれまで以上で「ファンにいっぱいいっぱい感謝を伝えたい」(徳井)、「最後の感謝をこめてライブをしたい」(飯田里穂)。
別の流出動画では解散ライブまでのμ’sの予定が示されており、来年1月10日にはアニメーションPVやワンマンライブなどの劇場スペシャル上映が決定。2月からは随時関連書籍が発売され、ファイナルシングルが来年3月2日に発売される。
時期的にプロ野球の開催が気になるところだが、東京ドームを本拠地とする巨人は、3月31日は横浜スタジアムでDeNAと、4月1日はマツダスタジアムで広島と対戦。日本ハムは当初、4月1日にソフトバンク戦が組まれていたが、11月16日に静岡県草薙総合運動公園野球場に変更すると発表。3月31日はもともと試合が組まれておらず、このことからも「μ’s」が東京ドームを使用するのに支障はない。またアニメ関係者は「4月で『ラブライブ!』に関するすべての契約が切れるため、このタイミングはまさに滑り込みだと思います」と語っており、契約の上でも最後のステージという。
中国からの流出についてアニメライターは「アジア、特に中国における『ラブライブ!』の人気は日本と変わらないくらい高い。ハッキングなど何らかの方法で動画を入手したとしてもおかしくはありません」と語る。
4日にはμ’sは「ミュージックステーション」に出演。日本を代表する音楽番組への登場にファンも喜びに浸っていたが、突然の解散情報にラブライバーたちは「まじでファイナルなのか」「ついに終わりの時が…」などと戸惑いと悲しみの声を上げている。