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FC東京の野澤・遠藤選手、渋谷区を表敬訪問 シーズン終了報告

長谷健渋谷区長(中央)を表敬訪問した遠藤渓太選手(左)と野澤大志ブランドン選手(右)

長谷健渋谷区長(中央)を表敬訪問した遠藤渓太選手(左)と野澤大志ブランドン選手(右)

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  Jリーグ・FC東京の野澤大志ブランドン選手と遠藤渓太選手らが12月10日、長谷部健渋谷区長らを表敬訪問し、2024シーズンの終了を報告した。

野澤大志ブランドン選手

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 今月8日に最終節を終えたJ1リーグ。FC東京は38試合を15勝9分14敗で20チーム中7位という成績だった。総入場者数は63万1273人(平均3万3225人)に上り、FC東京として過去最多を記録。中でも7月には、新設後の国立競技場でのJ1リーグ戦で最多入場者数となる5万7885人を動員した。Jリーグの会員サービス「JリーグID」で、8000人以上の渋谷区民がFC東京を「お気に入りクラブ」に登録しているというデータがあることから、東京フットボールクラブ(調布市)の田中翔一朗エリアプロモーション部長は「多くの区民の方にも応援に来ていただいているのかな」と手応えをうかがわせる。

 ミクシィ(渋谷区渋谷2)を親会社にする同社は、ホームタウンである東京都の中でも23区内での認知向上を図り活動している。かねて笹塚や幡ヶ谷などのエリアにはクラブのフラッグを掲げているほか、イベントへのブース出展やごみ拾い・落書き消しなど活動。今年は駅周辺のビジョンで上映する区の「環境啓発」の動画に協力するなど、田中部長は「取り組みを拡大した」と振り返り、「クラブと街がパートナーとして一緒に歩んでいけたら。来年以降も連携できたら」と意欲を見せた。

 長谷部区長は、区内での活動に感謝しつつ「ファンは勝利が一番喜ぶことだと思うので、ぶち抜いて勝ってほしい。応援している」とエールを送り、「東京(を拠点とするクラブの中)で一番になってほしい」と期待を込めた。野澤選手は「同じ地域のチームなので、試合も特別になる。試合に勝てず、順位も下に終わったのはふがいない。でも、ここからまた上にはい上がっていく姿を届けられれば」と力を込め、遠藤選手は「ダービーの時はサポーターの人たちは盛り上がってくれると思うので、それに応える準備をしていくだけ」と続けた。

 来季に向け「もっと上の順位に行きたい」と力を込めた遠藤選手と野澤選手。今月は休みで、来月にはキャンプが始まる。遠藤選手は海外旅行の予定を明かすも、「すぐ帰ってきて体を動かす」と言い、「(今季は)けがを何度かしてしまったので、けがをしない体づくりとチームを勝利に導けるような圧倒的な何かを身に付け、もっとゴールやアシストでチームを助けたい。一流の選手は波がないと思うし、そこが自分の課題。オフシーズンが大事だと思うので、自分に厳しくいきたい」と意気込む。

 野澤選手は「今年は勝負したかったが、そう言えるほどの実力でもなかった。物足りなさも感じた一年。学んだこともたくさんあるので、得たことの質を高めて成長した自分をもっと表現したい」と話す。日本代表としてパリオリンピックに出場したことについて、「国を代表して戦えることは誇り。それを夢見てサッカーしてきたので、(再びの代表入りを)目指している」とも。

 長谷部区長には「渋谷」の文字が入ったフラッグや黒を基調としたサードユニホームを進呈。初めて渋谷区を表敬訪問した遠藤選手は「フラッグが目につくだけでも『見に行こう』と思ってくれる方もいると思うので、小さなきっかけでもつくっていただけるのはありがたい」と振り返った。

 渋谷では「アディダス」のショップで買い物をすることがあると言い、10月には仲川輝人選手や安斎颯馬選手らと渋谷で買い物をして食事をしたことも明かした。「俺が前を歩いていたのに、安斎颯馬が先に気づかれてちょっと悔しかった。頑張ろうと思った」と笑いを誘った。野澤選手は長谷部区長に「王子オーラがある」などと言われていたが、「全く言われ慣れていない(笑)」と戸惑う場面もあった。

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