慰安婦を強制連行したとする自称・元山口県労務報国会下関支部動員部長、吉田清治氏(故人)による虚偽証言の国際的な影響などを検証する自民党の特命委員会委員長に中曽根弘文元外相が就任することが14日、分かった。月内にも初会合を開き、政府への提言をまとめる。
委員会では、朝日新聞が吉田証言を初めて掲載した昭和57年に遡(さかのぼ)り、慰安婦を「性奴隷」とした国連人権委員会のクマラスワミ報告書や米国内で相次ぐ慰安婦像や慰安婦碑の設置の動きなどに与えた影響を検証する。日本の名誉を回復するための方策も検討する。