予算審議で野党結束を促す 小沢一郎氏「使命自覚してほしい」

新年会であいさつする立憲民主党の小沢一郎衆院議員=1日午後、東京都世田谷区
新年会であいさつする立憲民主党の小沢一郎衆院議員=1日午後、東京都世田谷区

立憲民主党の小沢一郎衆院議員は1日、東京都内の私邸で開いた新年会で、少数与党下の2025年度予算案審議で野党が結束し、政権交代へつなげるよう奮起を促した。「国民の生活が第一という政治を実現するにはどういう政権の枠組みがいいのか。野党の諸君が国民にどういう使命を託され、責任を負ったのか自覚してほしい」と述べた。

同時に「税の全面的な改正をしない限り、本当に手取りが増える状況にはならない。枝葉末節の土産で喜んでいるのでは到底、議会制民主主義の機能を発揮したとは言えない」と訴えた。「年収の壁」引き上げを巡り、与党と協議する国民民主党を暗に批判した格好だ。

小沢氏は衆院選で与党を過半数割れに追い込んでも政権交代ができなかったことに「自公政権を否定した国民の意思に応えきれない野党の姿とはいったい何なのか」と不満を表明。非自民8党派による細川連立政権樹立を主導した自身の経験に触れ「非常に残念だ」と語った。小沢氏は立民の参院選に向けた総合選対本部の本部長代行を務める。

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