トランプ氏暗殺未遂で有罪評決 ゴルフ場で待ち伏せ 銃撃に続き2度目

ライアン・ラウス被告(AP=共同)
ライアン・ラウス被告(AP=共同)

米南部フロリダ州の連邦地裁の陪審は23日、同州のゴルフ場で昨年9月、当時大統領選の共和党候補だったトランプ大統領を待ち伏せて殺害しようとしたとして、暗殺未遂などの罪に問われたライアン・ラウス被告(59)に有罪評決を下した。AP通信などが伝えた。

量刑の言い渡しは12月18日の予定。最高で終身禁錮刑が想定される。

トランプ氏の暗殺未遂は、昨年7月に東部ペンシルベニア州で演説中に銃撃され右耳を負傷した事件に続いて2度目だった。評決後、トランプ氏は記者団に「このような事件を繰り返してはならない」と述べた。

ラウス被告は銃の不法所持や大統領警護隊(シークレットサービス)に対する職務妨害など他4件の罪でも有罪評決が下された。被告は法廷で無罪を主張していた。

事件は昨年9月15日、トランプ氏がプレー中、約400メートル離れた茂みに隠れたラウス被告が金網フェンス越しに銃身を突き出していたところを警護隊員に見つかった。隊員が発砲し、被告は車で逃走後、拘束された。事件を巡って被告は州地裁でも殺人未遂などの罪に問われている。(共同)

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