ロシアのウクライナ侵攻を巡ってトランプ米大統領が「ウクライナは(戦争を)始めるべきではなかった」と発言したことに対し、英国のジョンソン元首相は19日、X(旧ツイッター)に「当然ながら戦争を始めたのはウクライナではない。米国が真珠湾で日本を攻撃したと言っているようなものだ」と投稿し、反論した。
トランプ氏は18日の記者会見で、ウクライナに戦争開始の責任があると示唆した。首相在任中、ウクライナ支援に尽力したジョンソン氏は太平洋戦争の発端となった旧日本軍による米ハワイの真珠湾攻撃に触れながら発言に異を唱えた。
トランプ氏がウクライナのゼレンスキー大統領について、選挙を経ていない「独裁者だ」と批判したことに対して、ジョンソン氏は「暴力的に侵攻されている国が選挙をしないのは当然だ」と強調。英国も第2次世界大戦中に総選挙を実施しなかったと指摘した。(共同)