北朝鮮の飛翔体は短距離弾道ミサイル数発 日本海へ発射、韓国軍が分析発表

6日の北朝鮮ミサイル総局による新型で極超音速の中長距離弾道ミサイルの発射として、朝鮮中央通信が配信した写真(共同)
6日の北朝鮮ミサイル総局による新型で極超音速の中長距離弾道ミサイルの発射として、朝鮮中央通信が配信した写真(共同)

【ソウル=桜井紀雄】韓国軍合同参謀本部は14日、北朝鮮が同日午前9時半(日本時間同)ごろ、内陸北部の慈江道江界(チャガンドカンゲ)付近から日本海に向けて数発の短距離弾道ミサイルを発射するのを捕捉したと発表した。約250キロ飛翔(ひしょう)し、日本海に落下したとしている。

北朝鮮は6日に新型の極超音速ミサイルだとする弾道ミサイルを発射したばかり。トランプ次期米大統領が20日に就任するのを前に、核・ミサイル開発を加速させる姿勢を誇示している。

韓国軍は、米韓情報当局が発射前から兆候をつかみ、監視してきたと明らかにした。日米とミサイル情報を緊密に共有しながら、詳しい分析を進めているとしている。

韓国軍はまた、「朝鮮半島の平和と安定を深刻に脅かす挑発行為だ」と発射を強く非難した。

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