石破茂首相は6日、三重県伊勢市で伊勢神宮を参拝後、年頭の記者会見に臨んだ。首相は、少数与党で臨む今年の政権運営について、「力に頼ってリーダーシップを発揮することはしない」と言及。24日にも召集される通常国会では、「責任与党として野党と議論を尽くす」として、野党と政策ごとに合意形成を図ったうえで、来年度予算案の成立を目指す考えを強調した。
首相は、与野党が大連立する可能性について「今の時点でまったく考えていない」と否定した。連立を考える際は「何のためなのかが大切だ」と語り、連立ありきという姿勢では臨まない方針を重ねて示した。
米国のトランプ次期大統領との会談日程に関しては「現在確定はしていない。最もふさわしい時期に実現するよう調整しているところだ」と述べるにとどめた。