マレーシアで公開むち打ち刑　婚姻関係ない女性と同じ家で過ごした男性に6回

マレーシアの司法当局は27日、婚姻関係にない女性（52）と同じ家で過ごしたとして、北部トレンガヌ州の建築業の男（42）に6回の公開むち打ち刑を執行した。司法当局者が明らかにした。マレーシアの弁護士協会は執行に先立ち「残酷で非人道的だ」と批判し、深い懸念を表明した。

マレーシアはイスラム教が国教で、マレー半島東岸にある同州は保守的な地域とされる。刑はモスクで執行され、地元メディアによると70人の立ち会いが認められた。

地元メディアによると、イスラム法廷が11月、男に対し、有罪判決を言い渡していた。

同州では2018年に同性愛行為をしたとして有罪判決を受けたイスラム教徒の女性2人にむち打ち刑を実施した。（共同）