小渕優子氏、涙こらえ「忘れることない心の傷」 政治資金問題

記者会見に臨む小渕優子選対委員長=13日午前、東京・永田町の党本部(鴨志田拓海撮影)
記者会見に臨む小渕優子選対委員長=13日午前、東京・永田町の党本部(鴨志田拓海撮影)

自民党の小渕優子選対委員長は13日、党本部で開かれた就任の記者会見で、過去の政治資金問題について「改めて心からおわびを申し上げたい」と頭を下げた。涙をこらえながら、「あの時に起こったことは心に反省を持ち、忘れることのない傷として、歩みを進めたい」と語った。

自身の説明責任については「(過去に)会見ですべての質問に答え、地元で2年以上かけて誠意をもって説明した。十分に伝わっていない部分があれば、私の不徳の致すところだ」と述べ、言葉を詰まらせた。

小渕氏を巡っては、経済産業相を務めていた平成26年、自身の関連政治団体の不透明な収支が発覚。小渕氏は経産相を辞任し、関わった元秘書らは有罪判決を受ける事態に至った。

小渕氏は恵三元首相の次女。森喜朗元首相や今年6月に死去した青木幹雄元官房長官が小渕氏の要職起用を唱えていた。

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