韓国で「戦犯旗」とも呼ばれる旭日旗を連想させるデザインの製品を発表したとして、ネット住民らが批判の矛先を日本のみならず、米国にも向け始めた。攻撃の対象となったのは米ハンバーガーチェーン「バーガーキング」や、ツイッターで世界一のフォロワー数を誇る人気歌手、ケイティ・ペリーさんら。カニのデザインを旭日旗と重ね合わせるなどの「こじつけ」が止まらないようだ。
カニが旭日旗?
5月に韓国国内で発売された、バーガーキングの新商品「カニエビバーガー」を紹介するブログ。味や価格を詳しく伝える記事の内容とは離れ、コメント欄は掲載された1枚の写真について議論が繰り広げられた。「カニを装った『戦犯旗』じゃないか」。
包装紙には、赤い甲羅から8本の足が伸びたカニをかたどったデザインが印刷されていた。「『ネット愛国』発動」「また病気が始まった」と過剰反応を嘆く声に混じり、「色も赤で、誰がみても旭日旗でしょ」「こんなに巧妙に戦犯旗を生活に溶け込ませるなんて、身の毛がよだつ」と「旭日旗」批判に同調する意見も上がった。
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現在も海上自衛隊の正式な自衛艦旗などとして使用されている旭日旗。サッカー日韓戦などで使用され問題となるケースもあるが、ネット住民らは旗そのものだけでなく、わずかでも旭日旗を想起させるデザインに対し、即座に反応。社会問題化を図ってきた。