辻堂ゆめ 連載小説「ふつうの家族」(342)
『もーう、何を訊(き)いても要領を得ないなぁ。今日、夜には戻ってくる?』
「文化・芸能」に関するニュース一覧です。
舞花(まいか)を質問攻めにする悠(ゆう)の声が、時たま危なげに揺れる。やっぱり、彼女は無理して気丈に振る舞っているようだった。一つだけ救いがあるとすれば、これが悠との関係の進展を止めるための白々しい…
「人を好きになるとどんな気分になるのかも知らないし、これが恋なのかなって思っても、今さら友達に訊(き)くのも恥ずかしいし……いつも悠(ゆう)や他の子たちの恋バナを聞いてばっかりで、受け身すぎるのもよく…
「マタギの里」秋田県北秋田市阿仁比立内で、15代続くマタギの家系に生まれた松橋翔(かける)さん(27)が今春、故郷で新たな一歩を踏み出す。現在は岩手県大槌町の地域おこし協力隊員として、シカを中心とす…
国の重要無形民俗文化財で国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されている秋田県鹿角市の大日堂舞楽が2日、同市八幡平の大日霊貴(おおひるめむち)神社に奉納された。地元の能衆が約1300年…
秋田県小坂町出身の日本画家・福田豊四郎(本名・豊城、1904~70年)は15歳で秋田を離れ、東京や京都に移りながらも、生涯にわたって故郷の風景を愛し描き続けた。昨年11月に生誕120年を迎えた豊四郎…
10代から80代まで幅広い世代が活躍している県内囲碁界。高橋新一郎七段(秋田市)と藤井陽光七段(鹿角市)の2強が近年けん引してきたが、経験豊富なベテランの奮闘に加え、若手も徐々に実力をつけてきた。上…
昨年は全県選抜将棋、全県将棋の両大会を若手の遠藤天太郎四段(秋田市)が初制覇。本県将棋界に新しい風を吹かせた。遠藤四段と共に東北6県将棋大会に出場した若手の納谷瑛志五段(同)、ベテランの鈴木勝裕五段…
「図星といった顔だな。昨日からスマホを見るたび憂鬱(ゆううつ)な顔をしてたのはそれか? 親しき仲にも──という言葉があるが、相手の連絡がしつこくて舞花(まいか)が迷惑してるなら、お父さんが一言、物申し…
秋田市のアトリオン1階にある県国際交流協会の入り口に、韓国、米国、中国のお正月の過ごし方を紹介したボードが飾られている。県の国際交流員3人が作った=写真。
秋田魁新報くらし欄の読者投稿コラム「えんぴつ四季」は今年、前身のコーナーが始まった1956年から70年目を迎えた。暮らしの中で感じたり、考えたりしたことを表現する場として長年親しまれてきた。常連の人…
スーパー戦隊シリーズ「爆上戦隊ブンブンジャー」(テレビ朝日系AAB、日曜午前)で、ブンブラックに変身する警察官・阿久瀬錠(あくせ・じょう)を好演している俳優齋藤璃佑(20)は秋田県横手市出身。子ども…
一度は秋田を離れ、現在は地元を拠点に活動するフリーアナウンサー相場詩織さん、秋田で一層活動したいという元乃木坂46で俳優の生駒里奈さん。2025年の幕開けに合わせ、プライベートでも親交のある2人が「…