佐賀市内の精神科病院で患者の首をタオルで絞めたとして殺人未遂罪に問われた同市の無職の男性被告(47)が、起訴後の勾留中に死亡していたことが7日、佐賀地検への取材で分かった。初公判は行われておらず、佐賀地裁は昨年12月25日付で公訴棄却の決定をした。地検は死亡理由は明らかにしていない。

 起訴状などによると、昨年8月25日、入院中の精神科病院内で70代の男性患者の首にタオルを巻き付けて絞め、けがや約半日間の意識障害を負わせたとしていた。鑑定留置を経て、昨年11月に起訴されていた。