第104回全国高校ラグビー大会は27日、大阪府東大阪市の花園ラグビー場で開幕する。43年連続53度目の出場となる佐賀県代表の佐賀工は、同日午後2時50分から愛媛県代表の松山聖陵との1回戦に臨む。上位進出を目指す佐賀工フィフティーンを支える重松拓海マネジャーは「日本一を取ってほしい。自分にできるサポートは全てやる」と力を込める。

 大和中ではサッカーに打ち込んだ。ラグビーとの出合いは中学2年の時、テレビで見た試合にくぎ付けになった。進学を決めていた佐賀工では「新しいスポーツに挑戦しよう」と入部した。

 しかし、1年の夏休みの練習中に首を痛めた。約1カ月の休養をはさんで復帰したが、プレーへの恐怖心が芽生えた。「中途半端な気持ちだといいパフォーマンスを出せない」。2年になったタイミングでマネジャーに転身した。