寄贈されたDVDを視聴する小松政市長(左端)と組合の代表者=武雄市役所

県環境整備事業協同組合が制作したDVD

 佐賀県環境整備事業協同組合(益田裕司理事長)は、し尿収集処理の大切さを伝えるDVDを制作した。武雄市の小松政市長をこのほど訪れてDVDを寄贈し、啓発活動への協力を依頼した。

 女子高校生がし尿収集会社の社員に転生して作業を体験し、仕事の意義や大切さを学ぶ24分間のミニドラマを収録している。牛津高の生徒が高校生役を務め、し尿収集会社で働く社員も出演している。

 同組合副理事長で、武雄市環境整備事業協同組合の中島公介理事長ら7人が市役所を訪れた。小松市長とDVDのダイジェスト版を視聴し、中島理事長が「自分たちの日常業務を知ってもらい、社会を支える大切な事業だと認識してほしい」と話した。

 小松市長は「暮らしになくてはならない仕事だと改めて痛感した。今後市民に伝える機会をつくっていきたい」と答えた。市は小中学校での上映や、職員研修での活用を検討する。

 DVDは200枚制作し、県内の市町や環境行政、教育の関係者らに配布する。(澤登滋)