2024.07.18
「HSP(Highly Sensitive Person)に関心のある方、集まりませんか?」企画を行いました
先日、学生サポートルーム(衣笠)でHSP企画が行われ、9名が参加されました。
アイスブレイクを兼ねたワークと内容を共有し、HSPに関する知識を整理した後、参加者同士でお話する時間を持ちました。
ワークでは、3色の付箋に「HSPと聞いて思い浮かべること(黄色)」「困っていること(オレンジ)」「対処法や工夫していること(ブルー)」を思いつくままに書きだして模造紙に貼り、書かれた内容を全体で共有しながら話しました。
その中で、同じようなことに悩む人が居ると知るだけでも安心したという感想も聞かれ、対処法や工夫のアイディアもたくさん寄せられました。参加者の皆さんがここで共有することを快諾してくださったので、参考にしていただければと思い、一部を紹介します。
【HSPと聞いて思い浮かべること】
・環境の変化が苦手
・繊細さ ・音に繊細
・感覚が過敏 ・大きな音や強い光に人よりびっくりしてしまう
・感受性が強い
・疲れやすい
・些細な言葉に過剰反応してしまう
・傷つきやすさ
・自己を犠牲にしてしまいがち
・人ごみよりも自然の方が好き
【困っていること】
・ちょっとしたことが気になってすぐにイライラしてしまう
・小さなことであたふたしてしまう
・他者との距離感の把握
・他人の感情に振り回される
・人付き合いをすると極度に疲れる
・テンションの高い人たちが苦手
・物事に感情移入しすぎる
・一つの感情に支配されて次へ進めない
・すぐ疲れてしまう
・強い刺激(光、音、匂いなど)が苦手
・授業で発言したくない ・発表が苦手
・厳しい教授の講義が憂鬱
【対処法や工夫していること】
・深呼吸したり、イライラしたときのルーティーンをつくる
・耳栓やイヤホンをする
・慣れ
・部屋を暗くして音楽を聴く
・何か別のこと(家事など)をする
・ぼーっと風呂につかり続ける
・ひたすら眠る
・楽しいことをする
・自分を甘やかす時間をつくる
・適度にひとりの時間をもつ
・自分の限界を把握しておく
・なんでもかんでも安請け合いしない。断るときは断る
・ゆとりのある計画を立てる
・自分ができていることに目を向ける
・その日の感情を書いておく
学生サポートルーム
2024.05.17
しんどい気持ちになったら・・・「かくれてしまえばいいのです」
2022年の日本財団の調査では、若者の2人に1人が「死にたい」と思ったことがあると報告されました。パンデミック時の影響や、世界で起きている戦争のニュースなど、生きづらさを感じてもおかしくはない世の中です。皆さんの中にもそう思ったことがある人、今現在そう思っている人がいるかもしれません。
そんな時、気持ちをやり過ごすためのサイトがあります。
https://kakurega.lifelink.or.jp/
(「かくれてしまえばいいのです」生きるのがしんどい あなたのための Web空間)
ヨシタケシンスケさんの絵で、しんどいあなたを、おばあちゃんが迎えてくれます。そして、大きな木の中に隠れさせてくれます。おばあちゃんの部屋でお茶を飲んで過ごすだけでもほっこりします。あなた自身に名前をつけて、カスタマイズすることもできます。
地上の葉っぱの中は、「しにたいきもちとむきあうエリア」。しんどいときにみんながどうやってやり過ごすかがわかったり、自分の気持ちを書き出したり、相談したり、しんどかった先輩の話を聞いたりできる部屋があります。
地下は「しにたいきもちをやりすごすエリア」。ゲームをしたり、他の人のオススメを聞いたり、癒されるニュースを見たりできる部屋があります。
「生きるのがしんどい」と思った時、消えてしまわなくていい、かくれてしまえばいいのです。好きなだけかくれて、また外の世界に戻ろうと思った時には、おばあちゃんが優しく送り出してくれます。
そしてリアルで「ちょっと話をしてみよう」「相談してみようかな」と思った時には、ぜひ学生サポートルームにお越しください。相談の内容がまとまっていなくても大丈夫。うまく話せなくても大丈夫です。対面でなくても、電話やオンラインでも相談ができます。
学生サポートルームが閉室の時には、以下の相談場所(オンライン、電話も含みます)に相談してみてください。学生サポートルームのHPの上部にある「休日夜間の相談」をクリックしても表示されます。
https://www.ritsumei.ac.jp/ssr/common/file/consultation-counter.pdf
しんどいとき、消えてしまいたいと思ったときは、かくれてみたり、何か集中できることをしてみたり、誰かに話してみたりしていただけるとよいなと思います。
2024.01.01
いろいろなリラクセーション法
2024.04.01
こころの健康:「生活リズムを整えましょう」
そんな声をよく聞きます。ではどうすればいいのでしょうか。
大事です。睡眠、食事、運動は、基本的な心身の健康を保つために、とても大切なことです。
週末1~2日の1時間の有酸素運動が理想的
入浴したり、ストレッチしたりして、気持ちを静めることが大事です。
また、3をほどよくやっていると、からだが疲労して眠りやすくなります。
室内でできるストレッチや筋トレもお勧めです。
2023.12.05
ネガティブ思考との付き合い方
2023.01.13
ボディスキャン瞑想
パソコンやスマホの画面を見る時間の長い生活をしていると、眼や脳が慢性的に酷使されて疲れがたまりやすくなります。疲れの溜まった脳に、ほっと一息、心と身体のつながりを回復させる時間をとることができるのが、マインドフル瞑想法のなかでもボディスキャン瞑想と呼ばれるものです。
ボディスキャン瞑想では、身体の各部位に順番に注意を向け、その部位の状態や感覚、筋肉のこわばり具合や重み、痛みやつまった感じがあるかどうかなど、じっくりと感じていきます。忙しい毎日のなかで気にも留めずにおろそかになっている身体からのメッセージを受け取ると、余分な力が抜けてリラックスしたり、心身の不調に早めに気づけるようになります。
頭のてっぺんから、足のつまさきまで、身体の各部位をじっくりとチェックしていきましょう。
<ボディスキャン瞑想の手順>
1.肩幅程度に脚を広げてゆったりと立つ、もしくは背筋を伸ばして椅子に座ります。
2.自然な呼吸を続けましょう。軽く目を閉じるか、床のあたりに視線を落とします。
★ 明るいところでは、太陽の光が自分の頭の上から身体の中に入ってくるイメージをするのがお勧めです。暗いところであれば、身体の各部位を懐中電灯で照らしてチェックしていくようなイメージでやってみましょう。
3.頭部から始めます。頭の表面、頭皮、頭の内部を光でくまなく照らしてチェックしてみます。
★ こわばりや重さ、痛みなど、不快感に気づいたら、自然な呼吸に合わせて、その部位に新鮮な空気を送り、不快な感覚を息と一緒に吐き出すイメージで何回か呼吸します。多少でも不快感が和らいだら、次のパーツにスキャンを移動させます。
6.光で照らしていくイメージを続けて、両目、鼻、口周り、ほほ、顎など、それぞれ入念に感覚を意識してみましょう。
7.引き続き、首、両肩、胸、背中、お腹、お尻、太もも、ふくらはぎ、両足、足の裏と続けていきます。
これで終わりです。
時間がない時は、パソコンの作業で固まりやすい、頭から肩までだけ、首と背中だけ、と特定の部位のみ行うのも気軽にできていいですね。
勉強の合間に1分間行うだけでも、緊張状態がほぐれて、コリや疲れが予防できます。
また、マインドフル瞑想として「現在の経験」に注意を向け続ける心の筋トレにもなりますので、過去や未来のことを思い悩んでしまう癖の修正にも役立つでしょう。
ぜひ試してみてください。
2022.12.07
ストレスとうまく付き合うには?
ほとんど なかった | ときどき あった | しばしば あった | ほとんど いつもあった | 合計 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ひどく疲れた | ① | ② | ③ | ④ | |
2 | へとへとだ | ① | ② | ③ | ④ | イ |
3 | だるい | ① | ② | ③ | ④ | |
4 | 気がはりつめている | ① | ② | ③ | ④ | |
5 | 不安だ | ① | ② | ③ | ④ | ロ |
6 | 落ち着かない | ① | ② | ③ | ④ | |
7 | ゆううつだ | ① | ② | ③ | ④ | |
8 | 何をするのも面倒だ | ① | ② | ③ | ④ | ハ |
9 | 気分が晴れない | ① | ② | ③ | ④ |
https://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei12/dl/stress-check_j.pdf
「疲労」の程度(12点以上の場合は要注意)
「不安」の程度(11点以上の場合は要注意)
「抑うつ」の程度(10点以上の場合は要注意)
もっともよく当てはまるものをチェックしてください。
ほとんど しない | たまにすることがある | ときどき する | ほぼいつもする | 合計 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 友だちや身近な人に話を聞いてもらう | ① | ② | ③ | ④ | A |
2 | 誰かに相談する | ① | ② | ③ | ④ | |
3 | これから何ができるか考える | ① | ② | ③ | ④ | B |
4 | 別の解決方法を試す | ① | ② | ③ | ④ | |
5 | できていることに目を向ける | ① | ② | ③ | ④ | C |
6 | 失敗することで勉強になったと考える | ① | ② | ③ | ④ | |
7 | リラックスする(風呂に入る、ゴロゴロする) | ① | ② | ③ | ④ | D |
8 | 散歩、歌うなど好きな活動をする | ① | ② | ③ | ④ | |
9 | つらい気持ちを表に出さず明るくふるまう | ① | ② | ③ | ④ | E |
10 | 忘れるようにする | ① | ② | ③ | ④ | |
11 | やけ食い(飲み)をする | ① | ② | ③ | ④ | F |
12 | ものを壊す、暴れる | ① | ② | ③ | ④ |
A | ソーシャルサポート・相談 | A~Dの対処法をたくさん使えるようになるほどストレスに強くなります。レパートリーを増やすために、下記のリストを参考にしてみてください。 |
B | 問題解決 | |
C | 認知的再評価 | |
D | リラクセーション・気晴らし | |
E | 気持ち押し込め・否認 | Eに頼りすぎると心身の不調に表れかねません |
F | 傷つけ発散 | 後悔しない、誰も傷かない発散方法を考えよう |