電通国際情報サービスは6日、Liquidと提携を拡大し、同社が展開する生体認証サービスの販売権を取得したことを発表した。両社は今後、金融業界向けを中心としてサービスの協業を行っていく。 Liquidが展開している生体認証技術を用いたFinTechサービスは、指紋リーダーによる認証を核として金融機関で決済等のサービスを可能とするものだが、指紋の画像を比較するものではなく生体の特徴点のみを取得する手法を用いているため、仮に何らかの理由でデータが流出するような事態に見舞われても指紋自体が流出することはない。また、特徴点に関しても暗号化されているので、セキュリティは担保されているとのこと。 なお、Liquidは金融機関向けだけでなく、既存のPOSレジを指紋決済可能にするソリューションなども展開している。 電通国際情報サービスはこれまでにもLiquidへ出資などを行いパートナーシップを拡大しており、今回の生体認証サービス販売権を取得することで、今後は金融機関向けのサービス展開に加えて、同社が取り組んでいる「地方創生」や「観光・インバウンド」向けなどでも生体認証サービスの開発を進めていく。>>Amazonギフト券10,000円分が当たる!「ホームセキュリティアワード」投票受付中<<