東京ビッグサイトで15日まで開催されている「Japan IT Week 春 2015」内の「IoT/M2M展」に出展中のソシオネクストは、同社が提供している「画像認識エンジン PCIe拡張ボード」のデモ展示を行った。 同社は、3月に富士通とパナソニックのシステムLSI事業を統合した新会社で、本製品は監視カメラの録画用小型PCに搭載することを想定した画像認識エンジンとなる。PCI Express Gen2 規格に対応し、パソコンの「Computer Vision アクセレーターとして利用可能。 特徴としては、ネットワークカメラで撮影した映像から人物の検出や追跡機能を備えており、フルHD解像度に対応。従来品と比べると、CPUへの負荷を大幅に削減することが可能(同社比:最大80%削減)で、フレームレート(単位時間あたりに処理させるフレーム数)も約20倍に向上している。これにより、リアルタイムに100人以上の人物の検出や追跡が行える。ネットワークカメラから送られてくる圧縮画像にも対応。 想定される導入先としては、監視カメラの録画機器を手がけるメーカーなど。小型PCのスロットに差し込むだけで組み込める軽さもあり、本製品が持つ特徴検出(顔や物体の検出)や動き検出(対象物の追跡&検知)、それらの学習機能などを活かすようなアプリケーションを搭載していくような導入イメージとなる。■ダイソン掃除機やiPad miniが当たる!読者アンケートを実施中