JIRANSOFT JAPANは「2015 Japan IT Week 秋」にて、あらかじめ定義されたポリシーによって、PCやネットワークドライブなどにある個人情報やマイナンバーを高速に検出できるソフトウェア「PCFILTER」を紹介していた。 検出できる対象項目は、マイナンバーはもちろんのこと、メールアドレス、電話番号、クレジットカード番号、ユーザーが定義したキーワードなどだ。PCFILTERから検出した個人情報を暗号化したり、専用フォルダーに集めたりすることで、情報漏えいのリスクを低減できるわけだ。 PCFILTERの主な特徴は、まず高速な検索が可能なこと。ファイル容量にもよるが、1,000ファイルのスキャンで、約79秒という結果が出ている。ここで検知されたファイルを、自動的に暗号化することも可能だ。 各クライアントPCにはエージェントをインストールしているため、個人情報が含まれているファイルなどを開いたり、誰かに転送したりすると、リアルタイムで検知され、すぐに管理者に通知される仕組みだ。 また検出結果のロギングはもちろん、マイナンバーや個人情報が含まれるファイルの印刷、コピー(USBへのコピー防止も含む)などの操作をロックできる機能も備えている。 このPCFILTERには、2つのラインナップがある。SaaS型の管理サーバを利用するクラウドタイプと、社内にPCFILTERサーバを設置するオンプレミスタイプだ。企業のセキュリティポリシーによって、どちらかを選べるという。