「四原則貫徹県民総決起大会」前にも各地でプライス勧告に反対する住民大会が開かれ、那覇高校の大会場は10万人の参加者で埋め尽くされた=1956年6月25日
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アメリカの強権統治 財産権も生存権も守られない沖縄 復帰後も変わらない基地負担[憲法への視線 適用50年の沖縄から]
[憲法への視線 適用50年の沖縄から](2)弁護士 中野清光さん(87)
むせ返るような熱気、重なり合う怒りの声-。1956年7月28日夜、那覇高校の校庭を県民が埋め尽くした「四原則貫徹県民総決起大会」を、当時22歳の琉大生だった弁護士の中野清光さん(87)=与那原町=は忘れはしない。
軍用地料の一括支払いや新規土地接収などを促す6月の「プライス勧告」への抵抗のうねり。主催者発表で15万人の参加者は、戦後も虐げられる憤りにあふれ「土地を守れ」などと声を上げた。「島ぐるみ闘争」はこの日、最高潮に達した。
一括払いは米国民政府が54年3月に発...
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