編集者の視点 「ネットゼロ電力網、達成目標15年延期」
本日は「ネットゼロ電力、達成目標を15年延期」「『エネルギー転換を支援』にNG」を取り上げます。NIKKEI GX編集長の小倉健太郎が世界各地の報道などから紹介します。 ネットゼロ電力、達成目標を15年延期 カナダ政府は17日にクリーン電力規制の最終版を発表し、系統電力の温暖化ガス(GHG)排出量を実質ゼロにする目標時期を、従来の2035年から50年に延期しました。ロイター通信が同日、報じました
編集者の視点 「砕いた岩石でDAC、Googleが契約」
本日は「砕いた岩石でDAC、Googleが契約」「地熱発電にシェール開発技術」を取り上げます。NIKKEI GXデスクの花田幸典が世界各地の報道などから紹介します。 砕いた岩石でDAC、Googleが契約 砕いた岩石で大気中の二酸化炭素(CO2)を除去する風化促進技術(ERW)が注目を集めています。ERWの米スタートアップ、Terradot (テラドット)は12日、米グーグルや米マイクロソフト系
編集者の視点 「ノルウェーで電力輸出の縮小論」
本日は「ノルウェーで電力輸出の縮小論」「英政府が再エネ優遇策を公表」を取り上げます。エネルギーチームキャップの山本夏樹が世界各地の報道などから紹介します。 ノルウェーで電力輸出の縮小論 欧州随一の水力資源を持つノルウェーで近隣国への電力輸出が政治争点化しています。英フィナンシャル・タイムズは12日、電力価格の高騰で輸出の縮小が議論されていると伝えました。各政党がデンマークとの相互接続の廃止を打ち
編集者の視点 「洋上風力、原発並みの売電価格必要」
本日は「GE系『洋上風力、原発並みの売電価格必要』」「カナダ、35年にGHG45〜50%削減」を取り上げます。NIKKEI GXデスクの花田幸典が世界各地の報道などから紹介します。 GE系「洋上風力、原発並みの売電価格必要」 発電設備などを手がける米GEベルノバのスコット・ストレイジック最高経営責任者(CEO)が米ブルームバーグ通信のインタビューで、洋上風力発電の採算を確保するには新設の原子力発
編集者の視点 「パリ五輪のCO2、ロンドン五輪の半分」
本日は「パリ五輪のCO2、ロンドン五輪の半分」「エクソン、ガス火力+CCSでPPA」を取り上げます。NIKKEI GXデスクの花田幸典が世界各地の報道などから紹介します。 パリ五輪のCO2、ロンドン五輪の半分 今年夏に開かれたパリ五輪の二酸化炭素(CO2)排出量は159万トンで、2012年のロンドン五輪や16年のリオデジャネイロ五輪に比べて54.6%減りました。AP通信が12日報じました。 五輪
編集者の視点 「JERA・BP合弁への期待と不安」
本日は「JERA・BP合弁への期待と不安」「東証クレジット市場に『農業』」を取り上げます。NIKKEI GX編集長の小倉健太郎が世界各地の報道などから紹介します。 JERA・BP合弁への期待と不安 JERAが英BPと洋上風力発電事業を統合すると発表しました。開発規模では世界4位になるそうです。脱炭素を進めるに当たって洋上風力は重要な役割を担い得るため、日本企業の存在感が世界市場で高まることは素直
編集者の視点 「風力開発、先住民に権益の過半」
本日は「風力開発、先住民に権益の過半」「サムスンがスウェーデンでSMR」を取り上げます。NIKKEI GX編集長の小倉健太郎が世界各地の報道などから紹介します。 風力開発、先住民に権益の過半 カナダのブリティッシュコロンビア州で60億カナダドル(約6400億円)相当の風力発電プロジェクト9件が進行中で、このうち8件では「ファースト・ネーションズ」と呼ばれる先住民グループが権益の51%を所有してい
編集者の視点 「米電力需要、今後5年で16%増」
本日は「米電力需要、今後5年で16%増」「『ドリル・ベイビー・ドリル』は容易でない」を取り上げます。エネルギーチームキャップの山本夏樹が世界各地の報道などから紹介します。 米電力需要、今後5年で16%増の予測 米国で電力需要の増加が顕著になってきました。米ブルームバーグ通信は6日、同国の電力需要が今後5年で16%増加すると可能性があると伝えました。5日に米調査会社グリッド・ストラテジーズが公表し
編集者の視点 「CBAMで国連クレジット取り扱い検討」
本日は「CBAMで国連クレジット取り扱い検討」「デンマークで洋上風力の応札ゼロ」を取り上げます。NIKKEI GXデスクの花田幸典が世界各地の報道などから紹介します。 CBAMで国連クレジット取り扱い検討 11月の第29回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP29)ではパリ条約6条に基づくカーボンクレジットの取引ルールで最終合意に達しました。そのうち4項に基づいた国連主導型のカーボンメカニズム
編集者の視点 「シェル、洋上風力の新規開発から撤退」
本日は「シェル、洋上風力の新規開発から撤退」「ロボットが太陽光発電所を施工」を取り上げます。NIKKEI GXデスクの花田幸典が世界各地の報道などから紹介します。 シェル、洋上風力の新規開発から撤退 英石油大手シェルが洋上風力発電所の新規開発から撤退すると、英フィナンシャル・タイムズが5日伝えました。既存の発電所は維持し、計画中のものも開発を継続します。 もともと石油・ガス事業で培った海洋掘削の