日本代表選手の待遇改善を求める日本プロサッカー選手会(JPFA)の高木義成副会長(31=名古屋GK)が22日、副会長を突如辞任した。05年から幹事を務め昨年からは副会長の要職にあった。この日、自身のツイッターで「選手会副会長を辞めさせていただく事になりました。共感できない事が多過ぎる。誰のための選手会か…。」(原文まま)とつぶやいた。すでに選手会側には通告済みで、来季の退会も検討しているという。
愛知・豊田市内でのチーム練習後、取材に応じた高木は「知らない話がマスコミを通じて入ってくるんじゃ、副会長の意味はない」と不信感をあらわにした。数日前に、サポーターから「代表ってお金(のため)なんですか?」と聞かれたことが契機になったと説明。ボイコット案も浮上しているが「オレは金を払ってでも(代表に)行きたい」。代表歴もなく、あくまで「イチ個人の考え」と断っての発言だったが、一枚岩をうたっているJPFA側の足並みの乱れを示す事例となった。