【琴櫻の言葉】綱とりへ「全体において整ったものがないと上がれない」

大相撲初場所(来年1月12日初日、東京・両国国技館)で横綱昇進に挑む大関琴櫻(27=佐渡ケ嶽)が心境を語りました。新番付が23日、千葉県の佐渡ケ嶽部屋で会見。初優勝を遂げた11月の九州場所に続き、さらなる飛躍を期しています。

大相撲

初場所の抱負を語る琴櫻(撮影・滝沢徹郎)

初場所の抱負を語る琴櫻(撮影・滝沢徹郎)

―これまでとは異なる状況での番付発表になった

琴櫻違いがわからないです。

―横綱昇進がかかる場所の番付発表迎えたことに関しては

琴櫻地位が変わったわけじゃないので。いつも通りの朝を迎えただけです。

―現時点であまり気持ちの変化はない

琴櫻そうですね。

初場所の抱負を語る琴櫻(撮影・滝沢徹郎)

初場所の抱負を語る琴櫻(撮影・滝沢徹郎)

―優勝しての巡業で、ファン反応は

琴櫻たくさんの方に声かけていただいて。「おめでとう」と言ってくださったりとか、そういう声が多く、本当にありがたく思いました。

―横綱昇進への期待の声は

琴櫻そういう声もあったとは思うんですけど。自分自身はいつも通りというか、特にそんな難しく考えてないです。

先代の綱とともに写真に納まる琴櫻(撮影・滝沢徹郎)

先代の綱とともに写真に納まる琴櫻(撮影・滝沢徹郎)

―巡業ではどういうことを意識して調整を続けていたか

琴櫻いつもと特に変わらず、特別に番数を多くできるわけでもないので、その中でしっかり中身の濃いというか、一番一番にしっかりと内容を持ってやっていくことが大事だったので、そこは変わらずいつも通りやっていました。

―初場所への思いについては

琴櫻こうして皆さんによく聞かれますけど、自分自身まだ(綱とりを)やったことがないですし、やってみなきゃわかんないですけど、考えようが考えまいが場所はやってくるので。それよりもしっかりと目の前の一番をしっかり集中してやって、いつも通り(相撲を)取っていくということが結果につながると思うので、特に大きく意識はしていないです。

初優勝を飾った琴櫻(中央)は千秋楽パーティー会場で関係者の祝福を受けながらお祝いの鯛を持ち上げる。右は父であり師匠の佐渡ケ嶽親方、左は母でおかみの真千子さん(撮影・小沢裕)

初優勝を飾った琴櫻(中央)は千秋楽パーティー会場で関係者の祝福を受けながらお祝いの鯛を持ち上げる。右は父であり師匠の佐渡ケ嶽親方、左は母でおかみの真千子さん(撮影・小沢裕)

―先場所の優勝から約1カ月がたった。いままでとの違いについて感じることはあるか

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1999年入社。現在のスポーツ部ではサッカー(1)→バトル→五輪→相撲(1)→(5年半ほど他部署)→サッカー(2)→相撲(2)→ゴルフと担当。他に写真部、東北総局、広告事業部にも在籍。
よく担当や部署が替わるので、社内でも配った名刺の数はかなり多い部類。
数年前までは食べる量も社内でも上位で、わんこそばだと最高223杯。相撲担当になりたてのころ、厳しくも優しい境川親方(元小結両国)に「遠慮なく、ちゃんこ食っていけ」と言われ、本当に遠慮なく食べ続けていたら、散歩から戻った同親方に「いつまで食ってんだ、バカヤロー!」と怒られたのが懐かしいです。