先日9年連続200本安打を達成したイチロー曰く、「確かな一歩の積み重ねでしか、遠くへは行けない」(NTT東日本CMより)。

ビジネスパーソンが仕事に取り組む際も同様。小さな仕事の積み重ねが大きな成果につながるというテーマを採りあげてみたいと思います。

米GTD系ブログメディア「Zen Habits」では、GTDのコツとして、仕事全体を大きく捉えるのではなく、仕事を細分化し、ひとつひとつやり遂げることの大切さについて説いています。この記事の筆者は『減らす技術 The Power of LESS 』の著者でもあるレオ・バボータ氏。

この記事によると、仕事に取り組む上で精神的な壁となりやすいのが、以下のような場合。

  • 「やることが膨大だ」という事実に圧倒される
  • 仕事を遂行するためのツール/手段が使いづらい
  • 退屈な仕事でやる気が起きない
  • メールや電話で仕事相手からひっきりなしにせっつかれる

これらの壁を取り除くための一般的な法則は、タスクひとつひとつに集中すること大事なタスク以外のものを可能な限り排除することも大切です。

たとえば、具体的には以下のような方法があります:

といった具合。

特に、タスクを細分化することは、仕事に取り掛かる抵抗感を減らすのみならず、達成感を高める効果があるそう。タスクを単純化・細分化することで、ひとつひとつをすぐに完遂でき、全体の仕事のGTD度もアップするそうですよ。

このテーマについては、オンラインで読めるレオ・バボータ氏の著作『Focus』やウェブサイト「mnmlist.com」でも詳しく述べられています。合わせてご参照くださいね。

Reduce Task Friction to Get to Task Completion [Zen Habits]

Azadeh Ensha(原文/松岡由希子)