府立文化芸術会館ホール(京都市上京区)で開かれる「人形浄瑠璃 文楽 京都公演」の3月15日午前11時開演と、16日午前11時開演の招待券を、抽選で各日2組4人、計4組8人にプレゼントします。物語を語る「太夫」、情景を音で表現する「三味線」、1体の人形を3人で扱う「人形」、この三つが一つとなって舞台から客席へ感動を届ける、日本が世界に誇る伝統芸能・文楽の世界に招待します。
京都公演は1日2回公演で、15日は午前11時からAプログラム「二人三番叟(ににんさんばそう)」「絵本太功記(えほんたいこうき) 夕顔棚の段・尼ケ崎の段」を、午後3時からBプログラム「近頃河原(ちかごろかわら)の達引(たてひき) 四条河原の段・堀川猿廻しの段」を上演します。16日の上演は午前11時からBプログラム、午後3時からAプログラムとなります。開場はいずれも開演の30分前です。
「二人三番叟」は、能で特に神聖視される「翁」を義太夫節に移し、慶事に上演される「寿式三番叟」から、2人の三番叟の舞を独立させました。義太夫節ならではの力強い響きや、人形の躍動的な舞、足遣いの踏む足拍子と三番叟が振る鈴の音も心地よい、熱気あふれる舞台です。
明智光秀が謀反を決意してから命を落とすまでの13日を13段で描く「絵本太功記」。その中から京都が舞台の「夕顔棚の段」と、織田信長を討ち果たした光秀と家族の葛藤を描く「尼ケ崎の段」を上演します。
「近頃河原の達引」は二条河原での心中で知られたおしゅん・伝兵衛に、四条河原での刃傷沙汰と、貧しい猿回しが親孝行で褒賞されたことを絡めたとされる、3巻の世話物です。眼目は中の巻の「堀川猿廻し」。気はやさしくて臆病者、文字は読めなくても誠実に生きる猿回しの与次郎を中心に、その日暮らしの貧しさの中、互いに思いやる家族と、その別れを描いています。
本編上演の前にあらすじを中心とした解説があります。上演には字幕表示も付き、初めての人にも分かりやすく楽しめます。
全席指定。チケットは発売中で、一般5千円、学生(大学生以下、要学生証)3千円。当日券は各500円増。チケットぴあ、ローソンチケットのほか府立文化芸術会館075(222)1046でも購入できます。
プレゼント応募の締め切りは1月31日。当選発表は京都新聞COMからの招待券の発送をもって代えます。抽選結果の問い合わせにはお答えできません。記入いただいた個人情報は、京都新聞社で厳重に管理します。申し込みは下のボタンからアクセスできます。京都新聞デジタルサービスの登録(無料で登録できる「ID会員」あり)が必要です。電話やはがきなどでは受け付けていません。
【注意】このプレゼントはApple Inc.とは関係がありません。
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