長男の遺体が見つかった綾戸ダム

 2024年8月に群馬県みなかみ町大沼の住宅で男性=当時(92)=と長女=当時(55)=が殺傷された事件で、県警捜査1課と沼田署は12日、殺人と殺人未遂の疑いで、離れて暮らしていた長男=当時(51)=を容疑者死亡のまま前橋地検に書類送検した。

 書類送検容疑は8月6日夕方から7日未明までの間に、みなかみ町大沼の住宅で父の背中を包丁で複数回刺して殺害し、姉の頭をハンマーで複数回殴って殺害しようとした疑い。

 事件は8月7日午前3時50分ごろ、長男の携帯から「人を殺した」という趣旨の110番通報があり発覚した。県警は翌8日に長男の逮捕状を取って指名手配し行方を追っていたが、10日に昭和村川額の綾戸ダムで遺体で発見された。