スウェーデン家具大手、イケアの北関東初出店となる「イケア前橋」が18日午前10時前にオープンしました。現場の動きをタイムライン形式でお伝えします。
午前6時40分
10年の思いを込め
記者は午前6時に到着。20人が入り口前に列をつくっていた。寝袋で休んでいる人も。群馬県伊勢崎市の女性会社員(47)は友人2人と一緒に午前5時50分ごろ到着した。開店日に合わせて有給休暇を取ったという。「建設予定地に立っていた『あの看板』を見るたび、いつできるのかと思って待っていた。10年分の思いを込めて並んだ」と話した。
女性は「イケアのショールームは魅力的で、つい時間を忘れて長居してしまう。レストランのメニューなら、サーモンとマッシュポテトが一押し」と語った。
午前7時50分
一番乗りは地元・前橋っ子
列は70人に伸びた。午前7時に、地元の関係者を招いての朝食会があり、数十人が店内に入っていく。
一番乗りを果たしたのは群馬県前橋市の会社員、新海義晃さん(32)。昨日の仕事を終えると、午後8時から並んだ。趣味のアウトドアの経験を生かし、電気毛布を持ち込んで完全装備で臨んだ「ガチ勢」だ。「イケアに行くのは初めてだが、地元でずっと楽しみにしていた」と話した。きょうは半休のため、買い物をしたら午後から職場に戻る予定だ。
2番手は愛知県長久手市の佐藤琴美さん(49)。地元には「イケア長久手」があるが、全国各地をバイクや車で旅するのが大好きで、イケア前橋の限定グッズを目当てに並んだ。「放浪癖があるんですよ」とにこやかに笑う。
オープン初日に1万円以上買い物をした1000人に群馬の山をデザインしたトートバッグが配布される予定だ。