水槽の中に入っちゃおう! 上越市立水族博物館が “お別れ” に向け特別企画

現施設での営業を2017年5月14日で終了する新潟県上越市西本町4の市立水族博物館は5月9日、水槽の中に入って写真を撮ることができる特別イベント「水槽の中、入っちゃおう!」を開始した。初日から大勢の子供たちが訪れ、水槽の中に入って魚の気分を味わった。特別イベントは5月14日まで。

水槽の中に入ることができる
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新水族博物館の建設に伴い、現施設を取り壊すことからイベントを企画。5月8日にクエの水槽の水を抜き、アクリルガラスに穴を開けて出入り口を設けた。水槽の底は170×200cmほどの大きさで、天井は吹き抜けとなっている。擬岩も置かれているため、海の中にいるかのような気分を味わうことができる。

イベント初日となった5月9日には、市立直江津小学校の3年生児童が直江津の町を探索する社会科の授業の一環で、同館を訪れた。児童はさっそく水槽の中に入ってイベントを楽しんでいた。

男子児童(8)は「いつも外から見ている水槽の中に入ってみて、魚の気持ちになることができた。5月14日までに、家族でもう一度遊びに来たい」と話していた。

水槽のアクリルガラスに穴を開け、中に入れるようにした
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現施設での最終営業日となる5月14日には、休館式典を行う。午後2時開始で、先月から募集してきた寄せ書きを披露する予定。

問い合わせは同館025-543-2449。

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