上越市立水族博物館「うみがたり」が4周年 25日からイベント多彩に

新潟県上越市五智2の市立水族博物館「うみがたり」は、2022年6月26日に迎える開館4周年を記念し、飼育数日本一を誇るマゼランペンギンにちなんだ多彩なイベントを25日から行う。今年生まれたヒナの公開体重測定やペンギンをモチーフにしたスペシャルドリンクの販売、海の生き物をかたどった「サンドアート」などで節目を盛り上げる。

「マゼランペンギンの魅力を伝えたい」と話す同館スタッフ

周年イベントの主役、マゼラペンギンの飼育スタッフによる特別レクチャー「ヒナのおはなし」では、親鳥たちの子育てについてなどの解説があるほか、ヒナたちの成長がうかがえる公開体重測定も行われる。2階マゼランペンギンミュージアムで26日、7月2、3、9、10日の午後1時から10分程度。

5月26日に行われたヒナの体重測定の様子(当時は体重550gほど)

館内を巡りながら誰でも参加できるスタンプラリーも実施する。4か所全てのスタンプを集めると、4周年限定のステッカーがもらえる。デザインはクリアしてからのお楽しみ。25日から8月28日まで。

1階レストランでは「ペンギンおさんぽフロート」(600円)を限定販売。雪室コーヒーゼリー入りで、上に乗ったミルクジェラートにはかわいらしいペンギンの足跡をあしらった。26日から。

「ペンギンおさんぽフロート」(うみがたり提供)

これらに先立ち21日、エントランス前広場にはマゼランペンギンをはじめ、イルカやアザラシなど、同館で飼育する生き物をデザインした砂像がお目見えした。宮城県在住の彫刻家で、昨年夏の「なおえつうみまちアート」にも参加した保坂俊彦さんの作品だ。高さ約2m40cm、幅約2m75cmの大作で、360度どの方向からも楽しめる。展示は8月28日まで。

うみがたりの生き物をモチーフにした「サンドアート」

関連イベントとして、25、26の2日間、マゼランペンギンクラフトフェスタ上越「マゼフェス」が3年ぶりに開催される。県内外約60組のクラフト作家による、マゼランペンギンにちなんだアクセサリーやぬいぐるみなどの雑貨販売のほか、ワークショップ、フードブースも多彩に並ぶ。海浜公園で午前10時から午後4時まで。

「マゼフェス」のポスター

同館の照井未希さんは「市民の皆さまやお客さまに支えられて4周年を迎えられた。これからも愛着と誇りを持てる、まちを元気にする水族博物館を目標に、生き物の魅力を皆さまに伝えていきたい」と話している。ホームページはこちら。